ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
彩恵津子さんは僕の大好きな女性ボーカリストのひとり。久保田利伸さんとのデュエット曲「永遠のモーニング・ムーン」やアニメ機動武闘伝Gガンダムのエンディングテーマ「海よりも深く」などで、彼女の歌声を耳にしたことがある人も多いのでは。
先日ふと、インターネットで検索したら、彩恵津子さんの情報が少ないことに驚いた。「これじゃ、いかん」と思い、手持ちの資料の中から、何かの役に立つかもしれないと考えて、ずいぶん古いけれど、彼女の発言を紹介しておくことにした。
彩恵津子 インタビュー アルバム「彩-SAI-」について
「…私は生き方が下手な奴なんでしようね。自分が迷っている間は、皆さんに向かって、歌ったり、発言できないと思って、5年間、いろいろと考えて、答えを見つけていたんです。一言でいうと、自分がアルバムを出させてもらう意義みたいなことを考えて。以前は不特定多数の人に向かって歌っていることが、すごく孤独だった。でも今は私の音楽を好きだと言ってくれる人がいて、それが増えていくのが仕事なんだと思うことができたんです。5年のブランクによって、もう一度デビューのドキドキが味わえて嬉しいです。
これまでの曲は風景や恋を歌ったものが多くて、自分のメッセージは少なかったんですね。だから、あえて私をテーマにしようと。それも私がどうした、というんじゃなくて、私はこう思うけど、あなたはどう? というようなニュアンスのものです」。
『CDジャーナル』 94年10月号「アーチスト インタビュー」18頁(音楽出版社)より抜粋。
彩恵津子さんのアルバム「彩-SAI-」では、「黄昏の天使」(山田ひろし作詞、羽田一郎作曲)が僕の最もお気に入りの曲です。
「東海・旅の足跡」は東海地区で発売されている月刊誌『バイクガイド』に連載中のツーリング・レポートです。ご一読いただき、ご感想をお寄せいただければ幸いです。
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