ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
今日は季節が逆戻りしたかのように冷たい風が吹きつつも、天候が回復したことから、当初予定していた尾張旭市にある庄中観音堂の「春の弘法まつり」へ足を運びました。
庄中観音堂の小さな境内では、総代さんが前日から準備したという幟がはためいていました。
観音堂に安置されている5体の円空仏と久しぶりに再会。
下の写真が庄中観音堂の円空仏で、薬師如来坐像と阿弥陀如来坐像です(写真は庄中観音堂から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
庄中観音堂の近くにある某寺院から、「おっさま」がお越しになられて、お経を上げている最中、春の弘法まつりということで、お参りにやって来た親子連れや町内の人たちに、お菓子が配られました。
僕はおっさまとお話をして、参列した皆さんと一緒に、お菓子とお茶をご馳走になりました。また、いつものように、お礼の気持ちを込めて、僕の彫った模刻を手渡させていただきました。
庄中観音堂
愛知県尾張旭市庄中町南島1443
(ご開帳は原則として毎月18日)
総代さまから、ご開帳日のスケジュール等をご教示いただき、後片付けのお手伝いをして、最後まで参列した皆さんと一緒に、庄中観音堂を辞する際(下の写真がそれです)には、僕もお下がりのお菓子を頂戴しました。
庄中観音堂の円空仏は観音、不動、毘沙門の三尊形式に、阿弥陀と薬師如来という5体の素晴らしい円空仏で、前回拝観した際(vol.470)にも書いたことだが、そのいずれもが大変優しい表情をされていると改めて感じた。観音堂のご本尊さまを円空さんが補修したことに深く関係すると思うのだが、それ以上の「何か」を感じる。しかし、僕のボキャブラリーでは、その「何か」が上手に説明できないのだ。
文末になってしまいましたが、本日の円空仏拝観に際しては、総代さまをはじめとして、関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
以下は余談。
庄中観音堂は元禄年間の創建で、弘化4年あるいは嘉永6年に再建されたと伝えられており、前身の建物が長久手市にある三光院に移築されて、現存するとのことから、いつか機会があれば足を運んでみたいな、と思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿