2015年5月28日木曜日

vol.1037 高山市上宝町 桂峯寺の円空仏

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前回の更新(vol.1036)からの続きで、昨日は高山市上宝町へ行き、円空仏に会ってきました。
 県道417号線を少し走って、桂峯寺へ向かいました。途中、地元のご婦人が桂峯寺までの道順を詳しく教えてくださり、迷うことなく参拝できました。
 下の写真が桂峯寺の山門で、奥が本堂です。
 

 ご住職さまがお寺の用事で外出されたことから、代わってご住職さまのお母さまが応対してくださいました。
 円空仏を前にして、ご住職さまのお母さまの口から、いろんなお話を聞かせていただきました。拝観のお礼にと、いつものように僕が彫った模刻を手渡したところ、大変喜んでいただき、嬉しかったです。

 桂峯寺
 岐阜県高山市上宝町長倉588

 桂峯寺の円空仏は十一面観音、善女竜王、今上皇帝の三尊像だけと思っていましたが、韋駄天像もあったとは、予習が足りませんでした。三尊像は東京国立博物館で開催された「飛騨の円空」展で既に目にしていたことから、次に上宝ふるさと歴史館へ向かいました。
 文末になってしまいましたが、ご住職さまのお母さまには、写真撮影等、大変親切にしていただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談。
 今上皇帝像の背面には、「当国万仏 十マ仏作已」の墨書があり、僕でさえ、これまでに五千体の仏像を彫ることができたのだから、円空さんならば十万体以上の仏像を彫ったに違いないと思います。

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