ブログ「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
前々回の更新(vol.1415)からの続きで、今朝は聖観音像の目と両肩を彫りました。
僕が考えるに、円空仏(模刻)は顔が命で、「目は口ほどに物を言う」と言われるように、目も口元と同様に大事なポイントです。
仏像の穏やかな表情のひとつは切れ長の伏し目に懸かっており、僕はこうした目を彫るときには息(呼吸)を止めて行います。
下の写真がそれで、形がはっきりと分かるようにモノクロにしてみました。
仏像はそれを作った(彫った)人に似る、と言ったりするので、僕自身の顔にもどこか似ているのかもしれないと思ったりします。
下の写真は右肩のアップで、鑿の刃先を裏返して、木槌で叩きながら彫るのですが、この彫り方が僕は大好きで、彫っていると、実に楽しいです。
仏像は拝んだり、研究したり、写真撮影するよりも、こうして自分で彫るのが一番です。
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