ブログ「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
合掌姿の聖観音像はミニチュアを作って、人に差し上げる新たな像の一つに加えることに。
これまでにも千面菩薩像を始めとして、迦楼羅像、観音菩薩坐像、護法神像(僕のオリジナル)、薬師如来像(僕のオリジナル)などを彫って、お世話になった人へ差し上げたり、いくつものお寺に奉納していました。
2年ほど前に今は亡き師匠のYさんと「新しい像の開発を」といった話題になり、ずっとそのままにしていたのですが、遅まきながら、ようやく光明が差して来ました。
以前の更新(vol.1420)で書いた合掌姿の聖観音像のミニチュア(約7センチ)を彫った際、最初は約30分以上も掛かりました。
今週中、端材を使い、とにかく数をたくさん彫りました。
腕を上げる方法は、これしかなく、遠回りのように見えて、一番の近道。
ということで、現在は約半分の時間で彫れるようになり、下の写真にあるようにどうにか形になりつつあります。
造形はシンプルに見えますが、実際に彫ってみると、なかなか手強くて、簡単に彫れません。また、合掌姿ゆえに、正面からと横からの姿が大きく異なるのも特徴的です。
後から気が付いたのですが、合掌姿の像(韋駄天像や善財童子像など)は誕生仏や歓喜天像などと同様、全般的に模刻で彫った作品を目にする機会が少ないように思います。
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