東海地区のさまざまなスポットをレポートするコーナー。円空仏や岡本太郎、全国消防カードといった僕が大好きなものを通じて、ツーリングの楽しさを伝える、ちょっとした埋め草のようなブログです。
2013年2月22日金曜日
vol.653 荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆
ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
今日は岐阜県可児市にある豊蔵資料館を久しぶりに訪ねました。
下の写真が豊蔵資料館の入口で、可児市内をバイクで走っていたら、風がとても冷たく感じられました。
豊蔵資料館では現在、人間国宝の故荒川豊蔵氏が収集した工芸品の中から、円空仏と漆盆を中心とする企画展「荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆」が行われています。
豊蔵資料館が所蔵する2体の円空仏とは、特別に資料閲覧と写真撮影の許可を得た前回の訪問時から(vol.372)、約2年ぶりの再会でした。僕としては、どういうわけか、恥ずかしながら、昔の恋人にでも再会したような気持ちがして、せっかく足を運んだというのに、じっくり鑑賞する(拝む)ことができませんでした。
円空仏は荒川豊蔵氏が骨董商を通じて、自らの作品と交換して、入手したと聞いています。像名について、1体(小)が背面に梵字の記された観音菩薩坐像で、もう1体(大)が豊蔵資料館は善女竜王像、円空学会理事長の長谷川公茂氏は十二神将像と唱えています(未見の方は、vol.372「可児市 豊蔵資料館所蔵の円空仏」の記事をご参照ください)。
豊蔵資料館
岐阜県可児市久々利大萱353
TEL 0574-64-1461
開館日 金・土・日曜日
開館時間 10 :00~16 :00(4月~10月)
10 :00~15 :30(11月~3月)
入館料 300円
駐車場 無料
新春企画展「荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆」の開催期間は3月31日(日)まで。
新春企画展の終了後、豊蔵資料館が一旦閉館となり、以後は可児市に寄贈されて、管理・運営されることから、円空仏の公開も未定。これを逃すと、2体の円空仏が同時に展示される機会は、これまでも少なかったことから、円空仏ファンにとっては、実物を目にする何より貴重なチャンスかもしれません。
以下は余談で、今日はコーヒーをごちそうさまでした。バイクの運転で、冷えた身体が温まって、大いに助かりました。学芸員さまの心遣いに、この場を借りて、お礼申し上げます。
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