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先日から彫っていた観音坐像は、前回の更新(vol.1476)にもあるように、残すところ衣文や蓮台などになったことから、今日の午前中に完成しました。
観音坐像は千面菩薩と並んで、円空彫りの基本であり、出来上がりはごまかしが一切利かないことから、一目見れば、腕前が分かります。
自己採点では65点の出来映えながら、仏師でもない素人が廃材を再利用して、ホームセンターで購入した道具を使い、ここまで彫れたならば、充分ではないか、と。
私ならば、もっと上手に彫れるという人がいたら、ぜひとも教わりたいです。ただし、円空彫り作品を販売している残念な人を除いて(円空さんは施したはずで、金銭にはしていないから)。
ちなみに早坂暁著『円空の旅』(佼成出版社)では、円空さんは病人の枕元で、こうした観音坐像をすぐさま彫って、手渡したと記されており、まるで見てきたかように書かれてるのは、さすが『夢千代日記』等の脚本家だなあと尊敬します。
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