今日は遠くの山並みが黄砂で霞んで見える中、本巣市根尾に足を運んで、淡墨桜を目にしてきました。
下の写真がそれで、国道157号線などの下道だけを走って、約1時間半で到着。例年、花見客で混雑する淡墨桜ですが、この時期に足を運ぶと、道路が嘘のように空いていて、根尾川の水面を横目に気持ちよくツーリングを楽しめます。
肝心の桜はといえば、ずいぶん散ってしまいましたが、それでも枝にはまだ咲いている花が残っています。花見客の姿は数えるほどで、しばしの間、淡墨桜と心静かに対峙していると、大きく広がった枝の先から、小さな花びらが穏やかな春風に乗って、ゆっくりと時間をかけながら、次々と地面に落ちました。咲き誇る満開の桜を愛でるのもいいけれど、花びらが散るはかなげさ美しさも僕は愛したいと思います。
以下は余談で、今日は千体仏の千面菩薩像を8体彫りました。