ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。
昨日は某寺院が所有する拝観不可の円空仏に特別に会ってきました(ご住職さまとお庫裏さまには、この場を借りて、心よりお礼申し上げます)。
下の写真は円空仏の後ろ姿ですが、見事なまでに誕生仏の「天上天下唯我独尊」を表しており、圧巻でした。こうして改めて写真を見ているだけでも、不思議なことに、どことなく畏怖を感じて、何だか背筋が凍るような感じがします(写真は所有寺院から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
惜しむらくは最近、とみに円空仏拝観のマナー問題があって、このブログで詳しく紹介できないのが、何とも残念でなりません。
最近の円空仏ファンは拝観のマナーが悪く、先方の都合も聞かず自分本位で、「ただ円空仏を見せてくれ」との訪問が多いと聞きます。寺院の円空仏は、ほとけさまとしてお祀りしてあるものです。「見せてくれ」ではなく、「拝ませてください」という気持ちで参拝していただきたい。(長谷川公茂著『東海の円空を歩く』より抜粋)
気がつけば、僕の円空仏巡見は50箇所を超えていました。今回もいつもの伝で、拝観のお礼にと、僕が彫った円空仏(小さな誕生仏)の模刻を納めさせていただきました。
文末になってしまいましたが、これまでの円空仏巡見でお世話になった関係者の皆さまに対して、感謝の気持ちを記したいと思います。合掌。
以下は余談で、今年のゴールデンウィークは嬉しいことがいくつもありました。そうしたことがこれからも続けばと心から願っています。