2012年2月23日木曜日

vol.515 春先の雨音 円空仏の観音坐像

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 今日は朝から雨降りで、どことなく空気がしっとりとしている。洗濯物が乾かないと嘆いている人も多くあろうが、この雨はまた一歩と、春が近付いてきている証拠だろう。
 雨音を聞くともなく聞いていると、落ち着いた、いい気分になる。雨音だけでなく、波の音や木々が擦れる音、虫の音といった自然界の発する音は、人を包み込むような優しさが感じられる。
 それに対して、人工の音、たとえば楽器の演奏は耳には刺激的だが、何時間ともなると、精神を疲れさせる。工事現場や飛行機の騒音などは、言わずもがな最悪である。
 しかしながら、現代人の多くは、残念ながら、静寂を厄介で困ったものというように受け取っていて、静かであるべきはずの場所においても、何らかの機器の発する電子音やバックグラウンドミュージックが流されている。静寂をこよなく愛する僕にとって、暮らしにくいこと、この上ない。
 雨降りということで、バイクに乗れないのは仕方ないとしても、こうして自然界の音に癒されるのであれば、たまには、というか、ちょくちょくこんな日があってもいい。
  上の写真は僕がいま彫っている大小の観音坐像で、円空仏そっくりに彫るのではなくて、また、上手下手でもなくて、見る人(差し上げた人)にとって、光を感じられるような仏像を彫りたいと願っています。

2012年2月22日水曜日

vol.514 名鉄百貨店のはなまるマーケットおめざフェア

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 今日は名古屋駅に立ち寄って、名鉄百貨店本店で開催されている「はなまるマーケットおめざフェア」へ足を運びました。
 僕のお目当ては、このブログで何度か取り上げている551蓬莱です。豚まん等を購入した後、併せて崎陽軒のシウマイも。
 下の写真がそれで、僕は中華料理にはうるさくて、とりわけ焼売(シューマイ)は自分で作るくらいなので、ふたつを食べ比べてみたいと思います。  

 テレビ番組の「はなまるマーケット」はまったくと言っていいほど見ませんが。宮崎の肉だわらブースでは、元・極楽とんぼの山本圭一さんが店番をしていました。 

 今朝はこれまでよりも少しばかり暖かく感じられて、バイクの運転が楽に感じられました。
 1/100ティエレンは右半身が完成。
 フェブラリーSのスマイルジャックはケガがなく、無事完走で何より。春にデザーモ騎手が来日とのことで、彼の騎乗振りが大いに楽しみ。僕はデザーモ騎手のファンで、彼と握手をして、会話を交わしたことがあるのが自慢です。
 円空仏の模刻は平田寺の観音像を彫っている最中です。模刻と言いながらも、そっくりに彫るのではなくて、自分の気に入るように彫るのが、やっぱり楽しいですね。

2012年2月18日土曜日

vol.513 1/100ティエレンを組み立て中

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 前々回に更新したMG量産型ザクver2.0に引き続き、1/100ティエレンを組み立て中。下の写真がそれで、某スーパーの赤札にて、激安の900円で購入しました。
 以下は雑談をいくつか。

 以前の記事(vol.506)で取り上げた円空仏の模刻である神像を恩師に届けたところ、お礼状が返ってきた。「いい姿をした佛様です」とお褒めの言葉をいただいたことから、これを励みに円空彫りをさらに精進しなければと、改めて心に誓った。いつも作像をご指導いただいている木端の会のYさんには、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 明日のフェブラリーS。ずっと応援し続けているスマイルジャックがダート初参戦。血統的には向いていると思うが、昨今は疲労が原因とおぼしき惨敗が続いており、リフレッシュ放牧もせず、馬主と陣営は何を考えているのか、首を傾げたくなる。とにかく無事で、と祈るばかりだ。

 今の時期になると、公共工事、とりわけ道路とそれに付随する舗装や上下水道等の工事で、穴を掘ったり、トラックが行き来したりしているのを見聞きするたびに、税金を払うのが、心底バカバカしくなる。土方(どかた)の口に糊をして、土建業界の団体票による政治家の施策で、一体いつになったら、この先、衰退して行くだけの日本から、無駄遣いがなくなるのだろうか。「もうすぐ一年に…」とよく言われているが、東日本大震災による復興特需ということで、日本がやはり土建国家であったことを思い知らされつつある。「何が増税だ。ふざけたことを抜かすな!」と野田総理に面と向って言ってやりたい。増税は自らが無能な為政者だと公言しているのと同じで、恥ずかしくないのか、と。

2012年2月9日木曜日

vol.512 荒子観音寺の地図

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 今週末の連休初日である11日(土曜)は、荒子観音寺の円空仏拝観日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 参考までに、下に荒子観音寺の場所を記した地図を掲載しました。

 
大きな地図で見る

 以下は余談で、今回の更新で、円空仏に関する記事が100本目となりました。円空さんの偉大さと円空彫りの奥深さには、またまだ遠く及びませんが、このブログがその一端を担えたら、こんなに嬉しいことはありません。

2012年2月6日月曜日

vol.511 MG量産型ザクver2.0のレビュー

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 先月下旬の記事(vol.505)からの続きで、MG量産型ザクver2.0が完成しました。
 下の写真がそれで、スミ入れと、多少ながら、ガンプラマーカーのシルバー等を使用していますが、基本的にはいつもどおりの素組み(パチ組み)です。
  参考までに、右足にミサイルポッドを付けました。
 MGキットは、特にver2.0は良いですね。パーツ分割はもとより、中身が詰まっていて、持ったときの重さが心地好い。1/100というサイズが大きくもなく、小さくもなくといった手頃な感じです。ガンプラというのは、やっぱり値段相応に出来ているのだなあ、と再認識しました。

2012年2月5日日曜日

vol.510 バイクタイム東海 3月号

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 明日6日は「バイクタイム東海」3月号の発売日で、下の写真が表紙です。
  特集記事は伊勢志摩ツーリングで、昨年の11月に僕も伊勢へ遊びに行きました(vol.487)。

2012年2月4日土曜日

vol.509 打ち込めることは素晴らしい

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 下の写真は今日僕が彫った円空仏の迦楼羅と千面菩薩です(後日、すべて人に差し上げる予定です)。
  円空彫りに限らず、何事も「打ち込めることは素晴らしい」との教えを記した恩師からの手紙が届いて、上機嫌の僕だったはずが、今日は一日、道路工事の騒音に付き合わされた。中でも、何やら硬い物を切断しているような「キーン」という甲高い音が、到底耳障りで仕方ない。僕は迷惑な騒音を聞くともなしに聞きながら、寺田寅彦の書いた文章を思い出していた。

 「アルバート・ケンプという男が、百十時間ぶっ通しにピアノを弾き続けて、それで世界のレコードを取ったという記事が新聞に出ていた。驚くべき非音楽的な耳もあるものだと思う。」(寺田寅彦『柿の種』より)

 道路工事に従事する人たちも、やはりそうに違いなく、公共工事が絶えないところを見ると、税金はいくらあっても足らないようだ。

 以下は余談で、恩師K先生の薦めで、上田秋成の「雨月物語」を読み始めました。感想としては、なかなか手強いな、と。

 追記 思い出したので、やはり書いておくと、寺田寅彦の師でもあり、明治を代表するインテリゲンチャの夏目漱石は、彼が書いたものを読んでも分かるとおり、身の回りの音(生活音等の騒音)には大変敏感な人であった。翻って考えれば、沖縄の米軍基地における騒音の労苦は想像に難くないのである。

2012年2月3日金曜日

vol.508 荒子観音寺の節分祭とご利益

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 今日は2月3日の節分ということで、一昨年(vol.195)、昨年(vol.371)に続き、荒子観音寺の節分祭へ足を運びました(僕の楽しい恒例行事となりつつあります)。  

 上の写真が節分祭の様子で、午前中にバイクで足を運んだのですが、境内には、雪がまだ残り、時折、空からも雪がひらひらと舞いました。バイクに乗っていると、体に当たる風が、とても冷たく感じました。
 荒子観音寺で授かった福豆で豆まきをして、大阪で育った僕は、忘れずに恵方巻きを丸かぶり、と。春遠からじ、です。 

 以下は余談で、節分会のご利益か、大変嬉しいことに、今夕、恩師K先生から、励ましのお手紙が届きました。

2012年2月1日水曜日

vol.507 アートホール神戸の円空仏展

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 明日から神戸市中央区にあるアートホール神戸にて、「開廊26周年記念 庶民の信仰 円空展」が開催されます。
 僕がいつもお世話になっている荒子観音寺からも、円空仏(5体の木端仏)が出展されています。ちなみに、荒子観音寺の木端仏の写真は、vol.441の記事内に掲載しています。
 アートホール神戸に出展される円空仏の一覧を確認したところ、以下のとおりでした。
 ・庄中観音堂の聖観音菩薩立像など全5体
 ・荒子観音寺の木端仏と呼ばれる観音三十三応現身のうちの5体
 ・龍泉寺の全3体と千体仏(535体)
 ・中観音堂の不動明王像、弁財天像、聖徳太子像の3体
 ・円空美術館の19体(大黒天像、不動三尊像、普賢菩薩像、薬師如来像など)
 となっていました。参考までに、庄中観音堂はvol.470の記事内に、円空美術館はvol.381の記事内に、円空仏の写真を掲載しています。

 「アートホール神戸 開廊26周年記念 庶民の信仰 円空展」
  兵庫県神戸市中央区北長狭通4-7-34 
  アートホール神戸(兵庫県学校厚生会館1階)
  2012年2月2日(木)~27日(月) 10:00~18:00 
  TEL 078-331-9955
  入場料 500円
  JR・阪神 元町駅より徒歩1分

 アートホール神戸(学校厚生会)様には、出展作品等をご教示いただきましたこと、この場を借りて、お礼申し上げます。

  追記 下の写真はチケットの半券です。