2013年7月12日金曜日

vol.729 羽島市の円空仏写真集

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 今日は一宮円空会の社会見学(現地学習)が行われました。全行程には参加できなかったことから、僕は羽島市にある中観音堂で行われた勉強会のみに参加しました。
 下の写真が中観音堂で行われた勉強会です。
 

 長谷川理事長先生の口からは、古地図と「竹ヶ鼻」から始まり、「中村」や「加藤与左衛門」、観音堂に祀られている神像、円空さんの母の魂はどこへ、といった円空さんと中観音堂に深く関係する話題が取り上げられました。
 また、勉強会の前に入手した『羽島市の円空仏写真集』には、編集に携わり、羽島市円空顕彰会の事務局である加藤奨先生から、下の写真にあるように、サインを頂戴しました(加藤先生、ありがとうございました)。
 

 勉強会を終えて、帰宅したら、円空学会だより第168号が届いていました。
 第168号には、次回の総会の案内と、小島先生の玉稿と、僕の拙稿が掲載されています。中でも、小島先生の玉稿に出てくる新発見の円空仏については、発見の際に立ち会うといった貴重な機会を与えていただいたことから、大変勉強になりました(小島先生、ありがとうございました)。

 以下は少し長い余談。
 以前の更新(vol.727)で紹介した『円空研究』28号にざっと目を通した。
 少し補足すると、『円空研究』28号は「円空学会だより」の第51号から第100号までを合本した内容となっている。
 梅原猛氏が著書『歓喜する円空』(新潮社)にて、「私は『円空研究』および『円空学会だより』から実に多くのことを教えられた」と書いているが、まさしくそのとおりであって、『円空研究』28号には、過去の優れた研究報告が掲載されており、ページを読み進むうちに、これぞ円空さんと円空仏に関するドキュメンタリーだと感じたのであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿