2015年2月27日金曜日

vol.990 潮風と海鳥と波音のバイクツーリング

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 今日は春の足音を探しに知多半島へ行きました。
 美浜町で所用を済ませる間に、少し足を延ばして南知多町まで走り、いつもの海岸へ。
 砂浜を走って、波打ち際まで近づくと、下の写真にあるように、羽を休めていた海鳥たちが一斉に飛び立ちました。
 

 「ごめんね、脅かすつもりじゃなかったんだよ」と心の中で呟きながら、今まで海鳥たちが陣取っていた場所にバイクを止めて、転がっていた流木に腰を下ろしました。
 下の写真がそれで、しばしの間、潮風に吹かれながら、水面に漂う海鳥たちを眺めたりして、波の音に耳を傾けました。
 

 柄にもないことを書くと、寄せては返す波の音は、いつも同じはずなのに、その日によって違うように聞こえるのは、僕だけなのだろうか。波の音がどんなヴォーカリストの美声よりも、優しく耳に届いてきます。
 今回のツーリングは所要時間が6時間半で、走行距離が160キロでした。
 往復共に西知多産業道路を走っていたら、風が強く吹きつけて、ハンドルを握るというよりも、バイクにしがみついているといった感じでした。

2015年2月25日水曜日

vol.989 太郎坊宮(阿賀神社)と近江鉄道のパト電とあかね号

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 今日は滋賀県東近江市へツーリングに行きました。
 いつものように三重県を経て、国道421号線を走ったのですが、石槫トンネルを出た途端、道路脇や山の斜面に雪が残っていました。
 下の写真がそれで、道路脇にある温度計を見ると、気温は4度となっていて、陽射しもなかったことから、とても寒く感じました。
 

 滋賀県内を走って、永源寺ダムでダムカードをゲット。
 永源寺ダムのダムカード(Ver1.0)は既に収集済みなのですが、昨年末、ダムカード裏面にある「詳しいデータはこちら」のアドレスを記した文字の大きさが変更されていることに気が付いたことから、もう1枚をゲットして、確認しました。
 下の写真がそれで、画面左の小さな文字が以前にゲットしたカードで、画面右の大きな文字が今回ゲットしたカードです。
 

 さらに八風街道を走って、いつも麓から見上げていた赤神山にある太郎坊宮(阿賀神社)を参拝しました。
 下の写真が麓から見上げた赤神山で、山の中腹に見える建物が太郎坊宮(阿賀神社)の参集殿です。
 

 太郎坊宮(阿賀神社)の参集殿まではバイクで行けることから、下の写真にあるように景色を眺めましたが、黄砂の影響なのか、残念ながら遠くの景色が霞んで見えませんでした。
 

 続いて、東近江市の市街地で所用を済ませた後、近江鉄道の八日市駅へ向かいました。
 下の写真がそれで、黄色い車両とパト電、あかね号と3種類の異なる車両がホームに停車していたことから、鉄道が大好きな甥っ子に見せてあげたかったです。
 

 いろんな鉄道会社でパト電が走っていることは知っていたのですが、実際にパト電を目にしたのは、これが2度目でした。本来ならば、いつものように電車とバイクを一緒に撮影したかったのですが、白バイがラッピングされているから、良しとしましょう。
 今回のツーリングは所要時間が7時間で、走行距離が190キロでした。
 過日訪れた湖北エリアといい、今日の東近江エリアといい、滋賀県内を走ると楽しくて、やっぱり関西地方はいいなあ、と。

2015年2月24日火曜日

vol.988 大野市 九頭竜湖雪景色バイクツーリング

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 昨日は福井県大野市へ行きました。
 はじめに岐阜県郡上市白鳥町にある阿多岐ダムへ行き、ダムカードをゲット。
 下の写真が阿多岐ダムです。
 

 次に国道158号線を走り、福井県へ入ると、除雪された雪が壁のようになっていました。
 

 九頭竜湖沿いの道を走って、いつものように九頭竜ダムと鷲ダムのダムカードをゲット。
 下の写真は九頭竜ダムの管理支所前から目にした九頭竜湖です。
  

 続いて、道の駅九頭竜で休憩していた際、「越前おおの来て見てつくるガイドブック」というものを見つけました。
 下の写真がそれで、地元の特産品などがカード形式で紹介されていました。
 

 正午過ぎまで大野市内に滞在して、帰途も国道158号線を走り、下の写真にあるように福井県境を後にしました。
 

 今回の雪景色ツーリングは所要時間が7時間半で、走行距離が240キロでした。
 下の写真は少し見づらいですが、国道158号線を走行した際、エンジン部分を覆うようにして付着した泥と融雪剤で、汚れや錆の原因となることから、帰宅後に洗車しました。
 

2015年2月21日土曜日

vol.987 美浜町 つくだ煮街道バイクツーリング

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 今日は知多半島へツーリングに行き、美浜町にあるつくだ煮街道に立ち寄りました。
 下の写真がつくだ煮街道の店舗です。
 

 霊場巡拝ツーリングの際に、つくだ煮街道の前を通り過ぎたのですが、立ち寄っている余裕がなかったことから、今回、初めて入店しました。
 佃煮の製造場などをガラス越しに見学。製造場ということで、職人さんが湯気の立つ大きな釜を棒でかき混ぜて煮詰めているといった様子を想像していたのですが、実際は違っていました。
 下の写真は店内で試食した出来立てのイワシの甘露煮で、口に入れると、ほくほくと温かく、味が恐縮されていて、美味しかったです。
 

 つくだ煮街道は佃煮だけでなく、えびせんべいも販売していることを知りませんでした。えびせんべいが大好きな僕としては、もっと早く足を運んでおけばよかった、と。
 お土産に名物のとろさんま蒲焼を購入。
 美浜町にやって来たことから、いつものようにえびせんべいの里へ立ち寄り、コーヒーブレイク。
 帰途、国道247号線を走っていると、ツーリングを楽しんでいる多くのライダーたちとすれ違いました。
 今回のツーリングは所要時間が5時間半で、走行距離が150キロでした。

2015年2月20日金曜日

vol.986 高浜市 かわら美術館と衣浦観音

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 今日は高浜市と知多市、常滑市へ足を運びました。
 はじめに高浜市にあるやきものの里かわら美術館へ行き、「画家の魂・パレットとその作品」展を見ました。
 下の写真が高浜市やきものの里かわら美術館です。
 

 「パレットと作品を合わせて見る」という企画に魅かれて、楽しみに足を運んだのですが、パレット自体も完成された作品となっていたことから、いくら想像力を働かせても、創作の雰囲気が伝わってきません。パレットと作品の2つを見比べるというよりも、同じ画家が描いた別々の作品を見ているようで、僕としては、いささか期待を裏切られた印象を持ちました。
 下の写真は高浜市やきものの里かわら美術館の常設展示室です(写真は高浜市やきものの里かわら美術館の許可を得て撮影しています)。
 

 常設展示されている中で、画面左奥にある「緑釉楼閣」が最も高価なものです、と女性職員さんから教えていただきました。
 高浜市やきものの里かわら美術館を見学後、館内からも見える立派な観音像を目にしました。
 下の写真がそれで、「衣浦観音」と言い、高さが8メートルあって、陶製とのこと。
 

 実を言うと、高浜市やきものの里かわら美術館には何度か足を運んでおり、以前から衣浦観音も気になっていたので、この機会に近くから見上げてきました。
 次に知多市にある佐布里池へ向かいました。いつものように水の生活館にて、佐布里池のダムカードをゲット。先週末から始まった佐布里池梅まつりですが、梅の花はまだほとんど咲いておらず、蕾のままでした。
 最後に常滑市へ行き、所用を済ませて、帰途に。
 今回のツーリングは所要時間が5時間半で、走行距離が130キロでした。

2015年2月18日水曜日

vol.985 尾張旭市 庄中観音堂の円空仏

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 今日の午前中は尾張旭市へ行き、庄中観音堂の円空仏に久しぶりに会ってきました。
 下の写真が庄中観音堂です。
 

 今日はガンダーラの会の皆さんが庄中観音堂の円空仏を見学することになっており、その時間前に僕も円空仏を会ってきました。
 下の写真が庄中観音堂の円空仏で、薬師如来像(前)と阿弥陀如来像(後)です(写真は庄中観音堂から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 

 久しぶりに足を運びましたが、管理人のご婦人さんが僕のことを覚えていてくださり、嬉しかったです。また、新しく代わった町内会長さんに僕の彫った模刻を手渡しました。

2015年2月17日火曜日

vol.984 渡岸寺観音堂(向源寺)の国宝十一面観音

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 前回の更新からの続きで、昨日は滋賀県の湖北地方(米原市と長浜市)へ行きました。
 雪景色の姉川ダムを目にした後、国道365号線を走って、長浜市高月町にある渡岸寺観音堂(向源寺)を参拝しました。
 下の写真が向源寺の山門です。
 

 国道8号線と国道365号線を何度となく走っていながら、渡岸寺観音堂(向源寺)の近くを通り過ぎるだけで、国宝の十一面観音像を一度も目にしたことがありません。
 下の写真の画面右が向源寺の本堂で、画面左奥が慈雲閣(収蔵庫)となっており、国宝の十一面観音像と大日如来像が安置されています。
 

 泰澄作と伝えられる観音像で、白洲正子が称賛していたことから、そのお姿をじっくりと拝観してきました。
 次に長浜の市街地と駅前へ行き、本来の目的である所用を済ませました。
 JR長浜駅に隣接した「モンデクール長浜」(フレンドマート長浜駅前店)が今月オープンして、2時間まで無料のバイク駐輪場ができていました。
 下の写真がそれで、屋根があれば完璧ですが、安心して駐輪できるようになったことから、贅沢は言えません。
 

 帰途はいつもお世話になっているバイクショップS-Fourへ立ち寄り、雪道を走って汚れたバイクを洗車していただきました。
 今回のツーリングは白い雪景色の中を走って、所要時間が8時間で、走行距離が310キロでした。

2015年2月16日月曜日

vol.983 雪の姉川ダムカードツーリング

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 今日は滋賀県の湖北地方(米原市と長浜市)をツーリングしました。
 はじめに米原市にある姉川ダムへ行きました。
 下の写真の画面右の建物が姉川ダムの管理事務所で、例によって、ダムカードをゲット。
 

 応対していただいた職員さんが僕のヘルメット姿を目にして、「バイクで来たのですか」と驚いていました。というよりも、呆れていたのかもしれません。
 さらにダム湖沿いの道を進んで、下の写真にあるようにダム本体と雪に覆われた湖面を目にしました。
 

 続いて、次の目的地である長浜市へと向かいます。

 以下は余談。
 僕の愛車であるヤマハTW225Eの超極太タイヤは伊達じゃない。少しくらいの雪道はへっちゃら(平気)です。

2015年2月15日日曜日

vol.982 名古屋市中川区 神明神社の円空仏

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 円空仏に関する資料を整理していたら、ブログにアップしていない写真が出てきた。
 下の写真がそれで、名古屋市中川区にある神明神社の円空仏で、鹿嶋大明神像です。
 

 『円空学会だより』を読み返すと、鹿嶋大明神像を拝観したのは、2009(平成21)年11月14日となっている。
 僕はこれまでに数多くの円空仏を巡拝してきました。が、この鹿嶋大明神像ほど憐れだと感じる円空仏を知りません。そう思うからか、優しい微笑みを浮かべているはずの円空仏が、鹿嶋大明神像の表情を見つめていると、不思議と悲しんでいるように見えます。
 即身仏となった円空さんも土の下から嘆いているだろう、と。

 以下は余談。
 下の写真は僕が彫った円空仏の模刻で、画面左が聖観音菩薩像で、画面中央が阿弥陀像です。
 

 左側に置いた小さいのが簡単な手本で、右側に置いた大きいのが粗彫りの状態で、いずれも円空彫りを練習している人へ差し上げることになっています。

2015年2月13日金曜日

vol.981 可児市 荒川豊蔵資料館

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 今日は可児市へ行き、久しぶりに豊蔵資料館を見学しました。
 下の写真は県道84号線沿いに立つ案内看板で、この先の斜面を登った場所に豊蔵資料館が建っています。
 

 豊蔵資料館はツーリングの目的地(近くに小渕ダムもあります)のひとつとして、さらに円空仏や白洲正子著『かくれ里』がきっかけで、僕は何度も足を運んでいます。
 前回訪れた際は財団法人の運営でしたが、現在は可児市の施設となっています。

 以下は余談。
 今日も冬に逆戻りしたかのような寒さで、雪も降ったりしたことから、今週は予定していたスケジュールが台無しです。

2015年2月12日木曜日

vol.980 梅原猛著『親鸞「四つの謎」を解く』を読んで

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 梅原猛著『親鸞「四つの謎」を解く』(新潮社)を読了した。
 梅原猛氏の著作は数えるほどしか読んでいないから、感想を書くのは恐れ多いが、『親鸞「四つの謎」を解く』は、以前に読んだ同著者の『歓喜する円空』に似た味付けを感じた。
 梅原猛氏には非常に熱心な読者がいる、と聞いたことがある。そうした人たちはこの味付けが好きなのだろうと思った。
 未読の方のために詳細は控えるが、表題に「謎を解く」とあるように、とにもかくにも、梅原猛氏の真実を明らかにしたいという意気込みが、行間からひしひしと伝わってくる内容であった。
 下の写真は『親鸞「四つの謎」を解く』のカバー表紙です。
 

2015年2月11日水曜日

vol.979 名古屋市交通局のレトロでんしゃ館

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 今日は長久手市内と名古屋市内をバイクで徘徊。
 途中、下の写真にあるように日進市にある名古屋市交通局のレトロでんしゃ館を見学しました。
 

 館内は祝日だったこともあってか、子ども連れで大層賑わっていました。
 レトロでんしゃ館については、このブログでたびたび登場する鉄道好きの甥っ子の感想が今一つだったことから、僕は今まで足を運んだことがありませんでした。

 以下は備忘録。
 今日の午前中、尾張旭市にある愛知県森林公園のボート乗り場(大道平池)付近で、スピード違反の取締りを目撃した。

2015年2月4日水曜日

vol.978 2015年度 荒子観音寺の節分会

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 昨日は節分ということで、昨年(vol.817)と同様に、荒子観音寺の節分会へ行き、お手伝いと豆まきをしました。
 2015年度は尾張四観音の恵方だったことから、いつにもまして大勢の参拝客が訪れて、テレビの生中継放送もありました。
 下の写真は東海テレビの番組「スイッチ」の撮影の様子で、生中継は僕の目の前で行われました。
 

 僕は忙しくなる前の朝一番に豆まきをしました。荒子観音寺の節分会を訪れる参拝客に福があるように、と願いつつ。その後はお手伝いへと。
 昨年までの節分会のお手伝いは福豆の授与、節分枡を並べたり、お賽銭を箒で集めたりと、一人三役でした。今年はさらに節有会のメンバーとご一緒して、ご祈祷(豆まき)の受付、賽銭箱からのお賽銭の回収が加わり、一人五役でした。
 節分会のお手伝いは得難い経験で、恵方の今年はとりわけ充実して、楽しくお手伝いさせていただきました。
 文末になってしまいましたが、荒子観音寺のご住職様をはじめとして、関係者の皆様方に、この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談。
 今日は僕が最も尊敬する恩師の小関先生からお手紙が届きました。実に嬉しく、これは荒子観音寺の節分会の福のおかげかも。