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2013年11月25日月曜日

vol.786 名古屋市中川区 宝蔵院の木喰仏

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前々回(vol.784)からの続きで、今日は名古屋市中川区にある宝蔵院へ行き、木喰仏に会ってきました。
 下の写真が宝蔵院です。
 
 
 「ガンダーラの会」と「なごや文化史研究会」の皆さんと一緒に、実際に木喰仏を目の前にしながら、小島梯次先生のお話を拝聴して、木喰仏への理解を深めました。
 下の写真が宝蔵院の木喰仏です(写真は宝蔵院のご住職様から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 
 
 木喰仏を目にするのは、これで4体目と数は少ないですが、木喰仏と会うたびに、不思議と心が休まるのを感じます。
 例によって、拝観のお礼にと、僕が彫った仏像の模刻を宝蔵院のご住職様に手渡して、奉納したのは言うまでもありません。
 小島先生をはじめとして、宝蔵院のご住職様やガンダーラの会の主宰である鬼頭様といった関係者の皆様には、大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。

 以下は余談。
 大相撲九州場所は日馬富士関がめでたく優勝。個人的には稀勢の里関が白鵬関を倒した瞬間、嬉しさと共に、胸がスカッとしました。

2013年11月19日火曜日

vol.784 「四国堂の木喰仏」講座

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 昨日のことになりますが、中区錦にある名古屋市教育館にて、「ガンダーラの会」と「なごや文化史研究会」の皆さんと一緒に、小島梯次先生が講師を務める「四国堂の木喰仏」講座に参加しました。
 下の写真が会場で、開始時間よりも30分ほど早く到着しました。
 
 
 講座では、木喰上人が記した『四国堂心願鏡』と小島先生の作成した「木喰年譜」を用いて、木喰上人の生涯や人となりについて、大変わかりやすく解説していただきました。
 柳宗悦の木喰研究に始まり、「十三人講中」のエピソードや木喰上人の詠んだ歌である「みな人の 心をまるく まん丸に どこもかしこも まるくまん丸」が取り上げられたのは言うまでもありません。
 木喰上人のことをよく知らない僕にとっては、これ以上ないほど打って付けの「木喰入門編」といった講義で、僕の心の中で、木喰上人に対する親しみを感じることができました。

 以下は余談。
 同じく昨日、バイクで走っていたら、巡回中のパトカーやネズミ捕りの白バイ、駐車取り締まりの警察官を目にした。以前、警察官の人手が足りないと聞いたことがあるが、にわかに信じがたい。
 たとえば、ストーカーの対応策とか、不祥事の再発防止とか、他に優先すべきことが、いくらでもあるような気がする。
 いざ、事件が起きても、警察官の対応は、どこか他人事だ。正義の味方には程遠い。
 信頼や尊敬に値せず、警察官くらい呑気で、暇な人たちはいないのではないか、とさえ思う。

2013年5月11日土曜日

vol.694 津島市 成信坊の木喰仏


 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前回の更新からの続きで、9日に津島市へ足を運んで、2箇所の寺院を巡拝して、円空仏の次は木喰仏に会ってきました。
 下の写真が木喰仏を所蔵する成信坊です。
 

 木喰仏を目にするのは、2度目となりましたが、お寺に足を運んで拝観させていただくのは、初めてのこと。僕はいささか緊張気味だったと思うのですが、お寺の皆さまが家庭的な雰囲気で迎えていただいたことから、木喰仏を拝観させていただいた上に、幸せな気持ちを分けていただきました。
 下の写真が成信坊の木喰仏で、薬師如来坐像です(写真は成信坊から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 

 拝観の際には、お庫裏さまからは、「好きなだけ見て行ってください。写真を撮っても構いませんよ」と仰っていただいたことから、僕は木喰仏のありがたさに心行くまで触れることができました。

 成信坊
 愛知県津島市本町1丁目41
 (木喰仏拝観は要事前予約)

 文末になってしまいましたが、成信坊の皆さまには、大変お世話になりました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談。
 昨日(10日)は同市内にある某寺院が所有する円空仏の観音坐像に会ってきました。

2013年5月3日金曜日

vol.689 浜松市博物館所蔵の木喰仏


 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 昨日は僕の楽しい恒例行事であるゴールデンウィークの浜松ツーリングでした。忘れずに先に書いておくと、バイク仲間のO君には毎年の事ながら、「感謝」の一言に尽きます。
 バイク仲間のO君と合流する前に、浜松市博物館にて木喰仏が展示されていることを知り、この機会を逃すまいと、足を運びました。
 下の写真が浜松市博物館の入口です。
 

 僕は木喰仏の微笑みが円空仏のそれと比較すると、ちょっと「こってり」しているような気がして、呼び起こされるものを感じませんでした。しかしながら、浜松市博物館が所蔵する木喰仏は、全身の虫食い痕と衣服などの装飾がシンプルで、自分が感じていたよりも「あっさり」したお姿でした。
 僕が木喰仏を好きになったことは言うまでもなく、こうして僕の木喰仏に対する偏見が払拭されたことから、浜松まで足を運んだ甲斐があったというものです。

 浜松市博物館
 静岡県浜松市中区蜆塚4丁目22−1
 053-456-2208
 開館時間 午前9時~午後5時
 休館日 月曜日・休日の翌日・年末年始
 観覧料 300円

 木喰仏に関して、少し補足しておくと、木喰五行上人自刻坐像は1800(寛政12)年、浜松市北区引佐町奥山の大道庵にて制作されました。現在は浜松市の指定文化財で、昨年のパリで開催された「WARAI」展から帰国して、常設展示室にて凱旋記念展示中です。
 浜松市博物館の学芸員さまをはじめとして、職員の皆さまには、写真撮影等で大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。

 以下は余談。
 今朝は志賀直哉の随筆「柳宗悦の木喰上人の研究について」を再読しました。
 本題である浜松ツーリングの話題は次回の更新にて。