2012年12月29日土曜日

vol.634 清須市 栄寿院の円空仏


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 今日は清須市(旧西春日井郡春日町)にある栄寿院の円空仏に会ってきました。
 下の写真が栄寿院です。


 下の写真が栄寿院の円空仏です(写真は栄寿院から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。


 像高は約50センチながら、合掌した堂々たるお姿を前にすると、まるでこちらに向かって、祈りを訴えかけてくるようで、実物よりも大きく目に映るような印象を受けます。これも円空さんのなせる業なのか、と神秘さを感じたのですが、それもそのはずで、長谷川公茂著『東海の円空を歩く』(風媒社)を再読すると、栄寿院の円空仏は巻頭のカラーページにて紹介されており、「本像はとてもすばらしい。力作である」と太鼓判が押されていました。

 栄寿院
 愛知県清須市春日天神110

 拝観のお礼にと、いつものように僕が彫った円空仏の千面菩薩像をお庫裏さまに手渡して、奉納しました。
 栄寿院さまには、暮れの慌ただしい中で、大変お世話になりました。とりわけお庫裏さまには、大変親切にしていただきましたことから、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 以下は余談で、僕の円空仏巡拝は今日で年内最後となります。今年も数多くの円空仏を拝観させていただき、関係者の皆さまに大変お世話になりました。御厚情に感謝いたします。

2012年12月27日木曜日

vol.633 長谷川公茂著「円空 微笑みの謎」(ビジュアル選書)新人物往来社

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 今日は以前(先週初め)に約束していたことから、円空学会理事長である長谷川公茂先生のお宅へ足を運んで、長谷川先生の新刊である『円空 微笑みの謎』(新人物往来社)を頂戴しました(長谷川先生には、お忙しい中、いつものように楽しい歓談の機会を与えていただき、ありがとうございました)。
 下の写真が表紙で、毎度のことながら、円空さんに関する書籍には、僕は決まって長谷川先生のサインを頂戴しています。


 なるほど「ビジュアル選書」と銘打つだけあって、長谷川先生が自ら選りすぐりの微笑みをした円空仏をカラー写真で数多く紹介しています。
 本書を読んだ僕の感想は、未読の円空仏ファンのために、しばらくの間、ここに書くことを我慢したい(控えたい)。定価以上の価値がある一冊とだけ記しておきたいと思います。
 同じく円空さんに関する書籍として、今月15日には、早坂暁著『円空の旅 魂の臨床医』(佼成出版社)が出版されており、下の写真が表紙です。


 読後の感想としては、見事なまでの平易な文章に脱帽。さらには、その場に居合わせたと思うほど、まるで見て来たかように書かれており、さすが「夢千代日記」等の原作者だけあって、これぞまさしく一流の脚本家が書いた円空さんの本だと、至極感心させられました。また、本書には長谷川先生が撮影した円空仏の写真が掲載されています。

 上の2つの単行本だけでなく、雑誌では、来年1月17日に発売予定の月刊誌「美術手帖」2月号(美術出版社)と同じく来年1月26日に発売予定の月刊誌「一個人」3月号(KKベストセラーズ)に円空さんの記事が掲載されます。

2012年12月25日火曜日

vol.632 グラスサンドアートと円空仏のコラボアート


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 過日、素敵なグラスサンドアートを目にして、ふと思いついた。砂の代わりに、自らが彫った円空仏をガラス瓶の中に入れたら、どうだろうか。
 仏像をガラス瓶の中に詰める、こんな発想は今までにないだろう。罰が当たらないか、あるいは眉を顰(しか)める旧い人がいるかもしれないと、いささか心配しないでもないが、仏像彫刻における現代的な芸術表現ということで、お許しいただければと思います。
 前置きはこのくらいにして、下の写真がそれです。


 僕の感想としては、こうしたインテリア小物(オブジェ)も、なかなか悪くないと思うのだが、果たして如何に。
 使用したガラス瓶は、以前(vol.569)に取り上げたことのある友桝飲料のスワンサイダーで、容量は330ml。瓶の中には約70体の僕が彫った円空仏の模刻である千面菩薩像が入っています(材料はヒノキで、像高は4センチ)。
 どうして、いきなりこんなことを思い付いたのかと言えば、僕が尊敬する恩師のK先生の言葉に、「何事も面白がることが大事だ」というのがあって、そうしたことが僕の心の中に、ここ最近無かったような気がした。まずは自らで、自らをひとつ面白がらせてやろうじゃないか、と。あたかも、梶井基次郎の短編小説『檸檬』の主人公のように。
 ガラス瓶と模刻といった2つの素材は平凡かもしれないが、その表現は、たとえ稚拙であったとしても、これぞどこにもない、世界にひとつだけの僕のオリジナルである。

2012年12月22日土曜日

vol.631 有馬記念にてギャンブルは卒業

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 久しぶりに競馬の話題を。
 今日行われた中山大障害は出走した全馬が無事に完走。約4分半過ぎのレースに酔いしれました。
 前回の更新にも書きましたが、むなしく馬齢を重ねた僕は43歳になりました。今年は円空彫りに精進して、千体仏を3回彫ったり、第53回の市民美術展で受賞したりと、「3」という数字に関係が深かったことから、明日の有馬記念は馬番が3番で3歳牡馬のスカイディグニティを応援したい。
 思い起こせば、競馬歴はかれこれ16年になる。まだ浅い(短い)と言われるかもしれないが、その間に京都、阪神、中京、中山の競馬場へ行き、梅田、難波、京都、名古屋、後楽園のウインズ(場外馬券場)へ行った。施設では、関西広報コーナーとプラザエクウス梅田、Gate.J(心斎橋)、栗東トレーニング・センターの調教見学にも足を運んだ。地方競馬は園田、名古屋、笠松、大井、金沢へと足を運んだ。園田と笠松には、良い思い出がある。
 肝心の収支は無論、マイナスである。タイキシャトルやアメリカンボスで儲けさせてもらった。サイレンススズカも忘れ難い。他にも、さほど活躍しなかったにせよ、シーセモアやシルククラージュといったゆかりのある競走馬がいるのだが、馬名を列挙していたら、きりがないので、心の中にしまっておく。
 騎手では、橋本美純さんとケント・デザーモさんを応援していた。
 競馬に関して、とりわけ嬉しく、懐かしいのが、5年前(07年)の秋に、乗馬を教わり、ゼッケンを頂戴して、取材をさせていただいたことだ。僕の数少ない自慢のひとつで、自らまたがったことのある誘導馬のゼッケン(下の写真がそれ)を今も部屋に飾っている。


 これまで本当に楽しませてもらった。ハズレた馬券代金は正直、安いものだ。一昨年から応援したい競走馬が少なくなったことで、競馬に対する興味も薄れてきて、最近は以前ほど馬券の勝負をせず、観戦するだけに。
 ちなみに、今年は荒川峡特別(テーオーゼウス・ハズレ)、日本ダービー(ディープブリランテ、トーセンホマレボシ・的中)、安田記念(スマイルジャック・ハズレ)、新馬戦(アンスーリール・ハズレ)、2歳未勝利戦(アンスーリール・的中)、関屋記念(スマイルジャック・ハズレ)の計6回だった。
 そろそろギャンブルは卒業かな、と思う。

 (追記 残念ながら、最後の馬券はハズレましたが、強豪揃いの中で、結果は人気以上の5着と大健闘でした。)

2012年12月15日土曜日

vol.630 迦楼羅(烏天狗)像の千体仏が完成しました


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 「寒さが厳しくなり、年の暮れも少しずつ近付いてきて、おまけに衆院選で騒がしい」と、そんな世捨て人のようなせりふのひとつでも、思わずつぶやいてみたくなる今日この頃。

 千体仏に挑戦するのは、今回が3度目ですが、学生の頃に経験した登山にどことなく似ており、もうすぐ登頂という8、9合目が最も苦しくて、完成した瞬間には、「やりきった」という達成感で心が満たされました。11月11日から彫り始めて(vol.618)、1日に最多の80体を彫ったときは、さすがに手(指や腕)が痛くなりました。この数日間は死に物狂いの一歩手前といった感じで、一気呵成に彫り進めて、とうとう34日目の昨日、無事に彫り終えました。


 千体仏の材料は大半がヒノキですが、その他にもマキやマホガニーなど、自宅の庭から採ったサカキやクスノキも使用しています。
 迦楼羅(烏天狗)像の背面には、黒色の「荒子観音・円空作・迦楼羅・模刻」と朱色の「永浴仏恩(ほとけさまの恩恵を末永く身に受けられるように)」の2つのハンコを捺しています。ハンコを捺す際には、「南無阿弥陀仏」と唱えています。
 最後に忘れずに記しておくと、円空彫り際して、いつもご指導いただいている「円空仏彫刻・木端の会」の山口様をはじめとして、メンバー諸氏に深謝いたします。また、材料に使用したマホガニーは山口様から頂戴しました(ありがとうございます)。
 こうして書いている今朝は、完成したことで安堵したせいか、どっと疲れが出たように感じています。

 以下は余談で、このブログ(Blogger)に移行してから、今回が500回目の更新になります。何か記念になるような話題が更新できればと、密かに思っていましたが、幸いなことにそれにふさわしい話題となり、これで43歳の誕生日にどうにか花を添えることが出来ました。甥っ子と姪っ子からは、ハートやバラ、ケーキ、スマイルの絵文字が入ったお祝いの嬉しいメールが届きました。

2012年12月6日木曜日

vol.629 村上清治監督の映画「円空 今に生きる」


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 あさって8日(土曜)は荒子観音寺の円空仏拝観日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 円空仏の拝観日に併せて、荒子観音寺の境内では、「円空仏彫刻・木端の会」による円空彫りの体験教室(見学自由・無料)が開かれています。

 下のYouTube動画は、村上清治監督のドキュメンタリー作品で、「円空 今に生きる」です。
 「円空 今に生きる」には、いつもお世話になっている円空学会理事長の長谷川公茂先生や荒子観音寺の日置教康ご住職様、円空彫りのご指導をいただいている山口進一様が撮影に協力されています。



2012年12月5日水曜日

vol.628 551蓬莱の豚まん、焼売、餃子の購入

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 今日は栄にある松坂屋名古屋店へ行き、僕の大好物のひとつである551蓬莱の豚まん、焼売、餃子を購入しました。
 下の写真が今日購入した焼売と餃子です。


 以前の更新(vol.607)には書きませんでしたが、前回(10月中旬)の購入時に販売員のお嬢さんから、「12月に松坂屋に来ます」と親切に教えていただいていました。
 ということで、551蓬莱が大好物の僕としては、足を運ばないわけには行きません。
 振り返ってみれば、2月22日、4月18日、7月11日、9月26日、10月19日、そして今日の12月5日と、今年は551蓬莱を買いに各所へ計6回も足を運んでおり、どれだけ食いしん坊なのかと、自分でも呆れています(体重も増えて、53キロになりました。ちなみに僕の身長は178センチです)。
 恥ずかしい話ですが、ようやくこの年齢(42歳)になって、美味しいものを食べて、元気を出すことの大切さを知りました。

 以下は余談。
 僕は独身だから、そう感じるのかもしれないが、結婚した親戚や友人知人を観察していると、夫婦というものは、かくも似てくるものかと、呆れるというか、感心させられる。これをひっくり返して言えば、似てない夫婦は、偕老同穴とはならない運命にあるのだろう。念の為に補足しておくと、この場合の偕老同穴は、共に老い、同じ墓穴に葬られる『詩経』を由来とする、仲の良い夫婦関係がいつまでも変わらないこと、といった良い意味で使っている。

2012年12月1日土曜日

vol.627 バイクの定期点検


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 先月末はバイクの定期点検でした。


 上の画像が詳細で、費用はチェーンの交換等により、2万円でした。
 ただいまの走行距離は26465キロで、この後(年内には)、2~300キロほど走行したら、チェーンの初期伸びの調整等で、再びバイクショップへ行かなければなりません。
 2代目の相棒とは、これで5年半が過ぎました。

2012年11月29日木曜日

vol.626 天狼星さまから素敵な作品を頂戴しました


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 今年の秋に、一宮青陶会のグループ展にて、天狼星さまの作品を初めて拝見させていただきました(vol.589)。その素晴らしさに僕は「思わず感嘆のため息が出た」ことを昨日のことのように覚えています。
 そして今日、拙宅に受賞のお祝いとして、天狼星さまの作品が届きました。
 箱の中を開けて、びっくり。嬉しいことに、素敵なお茶碗が2つも。


 「天狼星(アマチュア陶芸家)さまのBlog」 http://blogs.yahoo.co.jp/cxj01663

 文末になってしまいましたが、天狼星さまには、この場を借りて、改めて深くお礼申し上げます。

 以下は余談で、過日から彫り続けている千体仏の迦楼羅(烏天狗)像ですが、今日、半分の500体を超えました。

2012年11月28日水曜日

vol.625 東京駅丸の内駅舎保存復原


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 前回の更新と同様に東京へ行った際の話題で、東京駅で電車を乗り降りしたことから、その合間に復原された丸の内駅舎を見てきました。
 下の写真は丸の内南口にある「ドーム見上げ装飾」です。


 復原された装飾は天井から順に、クレマチス(鐵線花)レリーフ、鷲レリーフ、秀吉の兜をモチーフにしたキーストーン、干支のレリーフ(申、戌、亥)、剣と鏡のレリーフ、鳳凰・動輪と矢束のレリーフとなっています。
 丸の内南口から新幹線の改札口がある八重洲に向かって歩き、途中、売店で崎陽軒のシュウマイ弁当を忘れずに購入しました。このブログで何度も書いていますが、僕は中華料理が大好物なので、いつも東京駅を利用した際は、崎陽軒のシュウマイ弁当を買って、帰りの東海道新幹線の車内で食べることに決めているのです。

2012年11月27日火曜日

vol.624 北原怜子「蟻の町のマリア」潮見教会


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 今年の夏(8月下旬)に円空学会理事長である長谷川公茂先生から、松井桃樓著『天国ははだか』(柏樹社)を薦められて、読んだのですが、文中に「蟻の町のマリア」と呼ばれた故北原怜子さんの名前が出てきました。その後、「蟻の町のマリア」の名を冠した教会が東京都江東区潮見にあると知りました。
 昨日、所用で東京へ行った際、京葉線を利用したことから、潮見駅で一旦下車して、その教会へと足を運びました。
 下の写真が潮見教会の聖堂で、敷地内には、北原怜子さんの銅像と石碑が建っていました。


 恥ずかしながら、僕は理事長先生からご教示いただくまで、北原怜子さんのことを知りませんでした。
 北原怜子さんが病床の中で、日に何度も読み返したという一冊の小さな手帳には、「あなたは、今、ほほえみを忘れていませんか」と書かれていたとありました。

2012年11月25日日曜日

vol.623 長浜鉄道スクエアとSL北びわこ号


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 今日は旅のお供に小学校3年生の甥っ子を連れて、滋賀県長浜市へ行きました。鉄道ファンの甥っ子のために、長浜鉄道スクエアを見学後、米原駅にてSL北びわこ号を目にしました。
 下の写真は米原駅に停車中のSL北びわこ号を見ている甥っ子です(帰宅後に、視線はいったいどこを見ていたのかと問いただしたら、対向車線に停車中の車両のパンタグラフが煙を被っても大丈夫なのかを確認していたとのこと)。


 僕はと言えば、すぐそばで耳にした汽笛の音の大きさにびっくり。慌てて両手で耳をふさぎました。
 いつものようにバイク(ツーリング)ではありませんでしたが、滋賀県へ足を運んだことから、琵琶湖を眺めたりして、自分が育った関西の空気を吸い込むことができました。

2012年11月24日土曜日

vol.622 すいとぴあ江南の展望台


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 前々回の更新で書いたとおり、今日は円空学会理事長である長谷川公茂先生の講演を聴きに、すいとぴあ江南へ足を運びました。
 講演の前には、同じ会場で、円空彫りの体験教室を行っている「円空仏彫刻・木端の会」の皆さんと一緒に、すいとぴあ江南の展望台からの景色を楽しみました。「円空仏彫刻・木端の会」の会長であるMさんから、「今日のブログの話題はこれだな」と、おっしゃっていただいたことから、下に写真を載せておきたいな、と。


 展望台からは河川敷特有の気持ちの良い景色が広がっており、とりわけ前渡不動山の色とりどりの紅葉が目に鮮やかに映りました。
 本日の講演と円空彫り体験教室は、どちらも大変盛況で、今日一日、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 忘れずに記しておくと、円空彫り体験教室は明日も行われて、「円空上人 ほほえみの世界」は26日までとなっています。
 文末になりましたが、すいとぴあ江南の館長様を始めとして、スタッフの皆様に大変親切にしていただきました。この場を借りて、心より感謝を申し上げます。

2012年11月22日木曜日

vol.621 大相撲と競馬とガンプラと

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 このブログは円空仏だけでなく、他の話題も更新しているのですが、最近、そうした話題を取り上げていなかったことから、今日の更新で、少しばかり触れておきたいな、と。

 大相撲九州場所は、今日が12日目。2人の横綱、地元(九州出身)力士の活躍、カド番で早々の大関戦、誤審等、それなりの話題はあると思うのですが、政治や他のスポーツニュースによって、かき消されて、世間に広く届いていないというのが、正直な感想です。さらに優勝争いの行方も、どうやら先が見えてしまい、これから終盤の盛り上がりに欠けるような気がします。
 僕個人としては、ずっと応援し続けていた中村部屋が今場所限りでの閉鎖ということで、とても寂しいのですが、力士さんたちに注目すれば、白虎さん、時桜さん、美登桜さん、富士寿さん、勝ち越し、おめでとうございます。飛翔富士さん、北櫻龍さん、甲斐力さん、東関部屋へ移った後も、これまで以上に精進して、頑張ってくださいね。

 競馬の話題は、何と言っても、今週末のジャパンカップで、今日、枠順が決定した出馬表を見ただけで、ワクワクさせられます。凱旋門賞馬のソレミア、王者のオルフェーヴル、牝馬三冠のジェンティルドンナ、そして、フェノーメノを始めとする伏兵馬と、どんなレースになって、いかなる結果となるやら、目が離せない一戦となりそうです。とはいえ、当日はちょっとした旅行を予定しており、テレビ観戦も無理なことから、結果を知るのを楽しみにしたいと思います。

 ガンプラは久しく組み立てていなかったことから、明日発売されるRG(リアルグレード)のZガンダムを購入しようかな、と思案していたのですが、どうやら年内はそうした(組み立てる)時間が取れなさそうで、残念ながら、見送りです。

 昨日、バイク仲間のO君から、紅葉を見に寸又峡へ行ってきたよ、と素敵な写真付きのツーリング・レポートが届きました。思い起こせば、2年前は豊田市小原地区へ紅葉と四季桜を見に行きましたが(vol.342)、去年といい、今年といい、どこにも紅葉ツーリングへ出掛けていないことに気が付きました(とりわけ昨年は、そんな心に余裕のある状態ではありませんでした)。今年はまだ間に合うかな?

 追記 北櫻龍さんと甲斐力さんは引退されるとのこと。お疲れさまでした。力士さんではなくなり、新たな人生の門出を迎えるにあたって、僕から一言だけ、人生は挑戦するからこそ、面白いと思うのです。

2012年11月21日水曜日

vol.620 すいとぴあ江南 円空上人 ほほえみの世界


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  今日は江南市にあるすいとぴあ江南へ行き、以前の更新(vol.593)で取り上げた「円空上人 ほほえみの世界」を見てきました。
 下の写真が会場の様子で、50枚のパネル写真と色紙が並べられており、僕はひとつ、またひとつと、立ち止まっては、美味しい料理を味わうように目にしました。


 梅原猛氏が色紙に書いた即興の句と円空仏を解説する長谷川公茂氏の言葉が巧みに合致して、おふたりの温かい心の世界が無限に広がっていました。

 円空上人 ほほえみの世界
 場所 すいとぴあ江南 1階多目的ホール
 日時 11月21日~26日 午前10時~午後5時
 TEL 0587-53-5111(すいとぴあ江南)
 入場料 無料

 講演「円空さん」
 講師 長谷川公茂氏(円空学会理事長)
 日時 11月24日 午後2時開演
 入場料 無料

 円空彫り体験教室
 講師 円空仏彫刻・木端の会
 日時 11月24日・25日
 参加料 無料

 僕は体験教室のお手伝いと講演を聴くために、24日(土)にもう一度、すいとぴあ江南へ足を運ぶ予定です。

 以下は余談で、先週(vol.618)から挑戦している千体仏の迦楼羅(烏天狗)像ですが、10日目の今日で380体を彫りました。

2012年11月18日日曜日

vol.619 北名古屋市 雲太寺の円空仏


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 先週末、円空学会常任理事の小島梯次先生が引率する現地学習会が雲太寺で行われたのですが、残念ながら僕は都合により参加できませんでした。いつも楽しく拝読している天狼星様のブログにて、現地学習会の様子が紹介されていたことから、僕も今日、雲太寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が雲太寺の山門です。


 下の写真が雲太寺の円空仏です(写真は雲太寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。


 拝観のお礼にと、いつものように僕が彫った円空仏の千面菩薩像をお庫裏さまに手渡して、奉納しました。

 雲太寺
 愛知県北名古屋市鍜治ケ一色村内東121
 0568-21-1902
 (円空仏拝観は要予約)

 円空仏の拝観に際しては、写真撮影等、大変お世話になりました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2012年11月14日水曜日

vol.618 円空彫り千体仏 迦楼羅(烏天狗)像


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 円空彫りの千体仏(千面菩薩像)は過日、2700体を彫り終えました。それ以前に300体ほど彫っていたことから、ここら辺りで一と区切りとして、新たに迦楼羅(烏天狗)像の千体仏に挑戦することにしました。
 下の写真がそれで、3日間で100体を彫りました。


 人によりけりだと思うのですが、僕にとって、迦楼羅(烏天狗)像は彫りやすくて、円空彫りで1番最初に覚えた仏像でした。よって、同じ千体仏でありながら、千面菩薩像よりも、彫るスピードが速いです。ただし、材料となる木を準備するのに、少しばかり手間が掛かります。
 目標としては、来月の拝観日までに、は無理なことから、できれば年内に、と思いますが、それも難しくて、要は円空さんのように、どれだけ千体仏にエネルギーを注ぎ込めて、やりきれるか、ということで、僕としては、できるところまで頑張ってみたいな、と。

2012年11月12日月曜日

vol.617 海部郡大治町 宝昌寺の円空仏

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 今日は海部郡大治町にある大治町立公民館で開催されている大治町文化財展を見に行き、展示品のひとつである宝昌寺の円空仏に会ってきました(円空仏は2体の観音菩薩坐像が展示されています)。
 結論から先に書くと、円空仏をお目当てに文化財展へ足を運んだ感想としては、無料なのが唯一の救いでした。

 大治町文化財展
 場所 大治町立公民館
 会期 11月11日~18日
 観覧料 無料

 文化財展を見学後、大治町立公民館を後にして、宝昌寺へと向かいました。
 下の写真が宝昌寺の本堂です。


 宝昌寺
 愛知県海部郡大治町花常東屋敷3

 いつもであれば、例によって、このブログに円空仏の写真をアップするのですが、今回は諸般の事情により、残念ながら、不可となってしまいました。宝昌寺のご住職様曰く、円空学会の会員であれば、円空仏は文化財展の終了後に、いつでも拝観が可能とのことです。

2012年11月9日金曜日

vol.616 東京国立博物館「飛騨の円空」展

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 折にふれて、このブログで紹介させていただいている天狼星さまから、東京国立博物館で開催予定の特別展「飛騨の円空」のリーフレットが届きました。
 下の写真が表紙で、中を開くと、千光寺をはじめとして、岐阜県高山市に所在する円空仏の写真がずらりと掲載されており、圧巻です。


 特別展「飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡」
 会場 東京国立博物館(上野公園)本館特別5室
 会期 2013年1月12日~4月7日
 開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
 休館日 月曜日(1月14日、2月11日は開館)、1月15日、2月12日
 料金 900円

 僕の記憶が正しければ、東京国立博物館にて、前回、円空仏が展示されたのは、2006年で、あれから、もう、そんなに経ったのかと、月日の過ぎ行く早さに驚くばかりです。
 飛騨の円空展では、「高山市内の14の寺社が所蔵する100体を東京で初めて一堂に紹介します」とあることから、開催期間中に東京へ足を運んだ際には、必ず上野公園へ足を運ぶつもりです。
 文末になってしまいましたが、天狼星さまに、この場を借りて、お礼申し上げます。

 「天狼星(アマチュア陶芸家)さまのBlog

2012年11月8日木曜日

vol.615 長谷川公茂著『カラーブックス558 円空仏』(保育社)

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 あさって10日(土曜)は荒子観音寺の円空仏拝観日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 円空仏の拝観日に併せて、荒子観音寺の境内では、「円空仏彫刻・木端の会」による円空彫りの体験教室(見学自由・無料)が開かれています。

 長谷川公茂著『カラーブックス558 円空仏』(保育社)には、円空仏の写真と解説が掲載されています。
 

2012年11月7日水曜日

vol.614 如意輪寺の円空仏ご開帳と献燈祭


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 今日は所用で知多半島へ行きました。
 下の写真は知多半島を走った際に立ち寄った如意輪寺の境内です。


 如意輪寺では、今月21日から25日まで、円空仏の薬師如来像がご開帳され、併せて献燈祭が行われます。

 如意輪寺
 愛知県知多郡南知多町内海中之郷12
 (2012年度の円空仏ご開帳日時は、11月21日から25日の午後8時まで)

 昨年と同様に(vol.477)、今年も僕が彫った千面菩薩像をご住職さまに手渡して、交通安全の願意の一燈を祈願させていただきました。

 以下は余談で、途中の常滑市内にて、チェーンがはずれるといったハプニングがありましたが、無事で何よりでした。

2012年11月1日木曜日

vol.613 稲沢市 国分寺の円空仏


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 今日は愛知県稲沢市にある国分寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が国分寺の山門です。



 国分寺の円空仏を拝観して、とりわけ見事だなと感心させられたのは、上の写真にあるように、不動明王像の肩から背中、両腕、台座に及ぶまで、背面全体に、円空さん直筆の凡字が書かれていました(写真は国分寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 拝観のお礼にと、いつものように僕が彫った円空仏をお庫裏さまに手渡して、奉納しました。

 国分寺
 愛知県稲沢市矢合町2490
 0587-36-2824
 (円空仏拝観は要予約)

 円空仏拝観の際には、写真撮影の許可等、大変お世話になりました。特にお庫裏さまには、急な申し出だったにもかかわらず、本当に親切にしていただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2012年10月28日日曜日

vol.612 平成24年度 中川区区民まつり


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 今日は時折、小雨の降る中、名古屋市中川区の区民まつりが開催されました。
 中川区区民まつりには、いつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」のブースが出ることから、僕もお手伝いをさせていただきました。
 下の写真が「円空仏彫刻・木端の会」のブースで、区民まつりにお越しになられた人たちが円空彫りを体験されています。


 本年度の区民まつりの会場は荒子公園で、前田利家ゆかりの地にて戦国時代をテーマに、火縄銃演武などのプログラムが行われました。

2012年10月25日木曜日

vol.611 関市 宝泉寺(庚申堂)の円空仏


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 今日は岐阜県関市にある宝泉寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が宝泉寺です。



 上の写真が宝泉寺の円空仏で、毘沙門天像です(写真は宝泉寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 宝泉寺は毘沙門天像の他にも、不動明王像と十一面観音菩薩像の円空仏を所蔵しており、3体は元々、宝泉寺から少し離れた場所に建つ庚申堂に祀られていた、とお庫裏さまから教えていただきました。それを聞いて、僕は拝観後、すぐさまバイクを走らせて、庚申堂へ向かいました。
 下の写真が庚申堂で、円空さんはこの場所で、3体の仏像を彫ったのだろうと思うと、庚申堂も忘れずにお参りしました。


 宝泉寺
 岐阜県関市小野1051
 TEL 0575-29-0521
 (円空仏拝観は要予約)

 円空仏拝観の際には、写真撮影の許可等、大変お世話になりました。とりわけお庫裏さまには、親切にしていただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2012年10月24日水曜日

vol.610 円空彫り千体仏 2500体達成


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 円空彫り千体仏は今日、年内の目標として掲げた2500体を無事に彫り終えました(彫り始めてから、193日目でした)。
 下の写真がそれで、先の話題(vol.606)で取り上げて以降、新たに彫った千面菩薩像です。


 円空さんは5回以上、千体仏を彫っていることから、ようやく半分となりました。
 いつもご指導いただいているYさんをはじめとして、お世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」のメンバー、そして、僕を温かく見守ってくださっている円空さんに関係する皆さまに、感謝申し上げます。
 文末に、2500体を彫り終えた感想を記すとしたら、まだまだ精進せねばという更なる決意と、今日の雲ひとつない秋晴れの青空を、この先忘れることはないだろうと思いました。

2012年10月22日月曜日

vol.609 知多郡阿久比町 宝安寺の円空仏

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 今日は知多郡阿久比町にある宝安寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が宝安寺です。

 
 本来ならば、来月末に宝安寺の円空仏を拝観させていただく予定でした。しかし、僕はどうしても都合が悪くて、それでも諦めきれずにいたところ、今日、宝安寺にて法要が行われたことから、特別に円空仏を拝観させていただく機会に恵まれました。
 下の写真が宝安寺の円空仏です(写真は宝安寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。

 
 拝観の際は、いつも円空彫りをご指導いただいている「円空仏彫刻・木端の会」のYさんと一緒でした。円空仏の拝観後は、宝安寺の関係者の皆さまから、お茶とお菓子をご馳走になり、お下がりを頂戴しました。
 天候にもすごぶる恵まれて、僕にはまるで円空さんがふたりに会いに来いとさせたとしか思えませんでした。

 宝安寺
 愛知県知多郡阿久比町白沢東中根23
 (円空仏は寺の行事が行われる際に公開)

 宝安寺の関係者の皆さまには、とても親切にしていただき、また、写真撮影等で大変お世話になりました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2012年10月21日日曜日

vol.608 関市 天徳寺の円空仏

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 今日は岐阜県関市にある天徳寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が天徳寺の本堂です。

 
 
 上の写真が天徳寺の円空仏で、釈迦如来像です(写真は天徳寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。円空さんが彫ったお釈迦さまを拝むのは、これで2度目ですが、螺髪は初めて目にしました
 天徳寺の円空仏は釈迦如来像だけと思っていたのですが、もうひとつ、実に可愛らしいお姿をした円空仏があり、計2体の円空仏を拝観させていただきました。下の写真がそれで、天徳寺の円空仏はどちらも一と目見て、その特徴(蓮座の左右の出っ張りと高い台座)から、極初期に彫られた仏像だと分かります。

 
 拝観のお礼にと、いつものように僕が彫った千面菩薩像をご住職さまに手渡して、奉納しました。

 天徳寺
 岐阜県関市天徳町1丁目3-48
 0575-22-2810
 (円空仏拝観は要予約)

 天徳寺のご住職さまには、写真撮影等、大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。

2012年10月19日金曜日

vol.607 551蓬莱の中華ポテト

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 前回の更新で書いたように、美味しいものを食べて、元気を出そう、ということで、今日は栄にある名古屋三越へ行き、恒例の催事である日本全国味紀行にて、551蓬莱の豚まん、餃子、焼売を購入。551蓬莱の話題はブロクで何回も取り上げるほど、僕が大好きな味です。
 以前、話題に取り上げた際は、販売員のお嬢さんから声を掛けていただいた、と嬉しい報告を書きました(vol.596)。今日も販売員のお嬢さんおふたりから、「お越しになるのをお待ちしていました」「いつもお買い上げいただき、ありがとうございます」と笑顔で声を掛けられて、またもや僕は嬉しいやら、恥ずかしいやら。
 僕は愛知県で暮らすようになってからも、こうした機会があるたびに、自分がつくづく大阪育ちの人間だな、と感じます。


 上の写真は実演販売されている中華ポテトで、作りたてを口に頬張ると、外は甘くてパリパリ、中はふっくらホクホクで、とっても美味しかったです。

2012年10月17日水曜日

vol.606 円空彫り千体仏 半年で2400体

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 昨日はいつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」の教室へ顔を出しました。
 通常の稽古日とは違っていたのですが、午前中から軽い昼食を挟み夕方まで、いつもご指導いただいているYさんやHさんが円空彫りに熱心に取り組む姿勢を横で目にしながら、身の引き締まる思いで、僕も千体仏を彫りました。
 下の写真がそれで、奇しくもこの日は僕が千体仏を彫り始めて、ちょうど半年となり、夕方には2400体目を彫り終えました。

 
 以下は余談で、円空彫りとは一切関係のないこと。
 僕は自分が見たことや聞いたこと、感じたことを言葉にする(表現する)仕事をさせていただく機会がある。そんな僕が常日頃から考えているのは、言葉とは誰かを守ったり、誰かを楽しませたりするためにある、ということ。
 話題がどうもしんきくさくなってしまった。明日は美味しいものを食べて、元気を出そう、と思う。

2012年10月15日月曜日

vol.605 碧南市藤井達吉現代美術館の岡本太郎展

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 昨日からの更新の続きで、碧南市哲学たいけん村無我苑を見学後、バイクで少し走って、碧南市藤井達吉現代美術館へ。碧南市藤井達吉現代美術館では、川崎市岡本太郎美術館所蔵作品による岡本太郎展が開催されていました。
 下の写真が碧南市藤井達吉現代美術館です。


 僕が岡本太郎展を目にするのは、昨年9月以来、これが2度目です(vol.449)。
 このブログでは、「若い太陽の塔」をはじめとして、岡本太郎の話題に何度か触れていることから、以下は繰り返しになりますが、僕は少年時代に「太陽の塔」を見て育ったことから、岡本太郎の芸術作品に親近感を抱いているのです。
 話題が少しそれますが、先週、心が憂鬱になる出来事がありました。
 今回の岡本太郎展には、「エネルギー充填(チャージ)! 我らに伴走する」という副題が付いており、その言葉どおり、岡本太郎の芸術作品から、元気を貰ったような気がします。

 碧南市藤井達吉現代美術館
 愛知県碧南市音羽町一丁目1番地
 TEL 0566-48-6602
 「エネルギー充填!我らに伴走する岡本太郎展」
 10月10日~11月25日(日)
 観覧時間 10:00~18:00
 休館日 月曜日
 観覧料 600円

2012年10月14日日曜日

vol.604 碧南市哲学たいけん村無我苑「歓喜する円空」展

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 今日は碧南市にある碧南市哲学たいけん村無我苑へ行き、梅原猛著『歓喜する円空』に関する展示を見学してきました。
 下の写真が碧南市哲学たいけん村無我苑の瞑想回廊で、実を言うと、この夏に円空学会理事長の長谷川公茂先生から、展示に関するお話をお聞きしていたのですが、ようやくこうして足を運ぶことが出来ました。

 
 瞑想回廊の2階にある常設展示には、碧南市哲学たいけん村無我苑の名誉村長である梅原猛氏の著書『歓喜する円空』に関する資料と、碧南市の個人が所蔵する円空仏の弁財天像が展示されていました。
 弁財天像は像高が約30センチて、いかにも女性らしい、ふくよかなお顔をして、優しい笑みを浮かべていました。
 個人蔵の円空仏を拝見することが、なかなか難しくなってしまった昨今、このような円空仏の展示は大変嬉しく、ありがたいもので、今回の機会を逃すと、もう二度と目にすることができないかもしれないことから、足を運んだ甲斐がありました。
 文末に、忘れずに記しておくと、『歓喜する円空』についての展示は、10月31日までとなっています。

 碧南市哲学たいけん村無我苑
 愛知県碧南市坂口町3丁目100番地
 TEL 0566-41-8522
 開苑時間  9:00~21:00
  (瞑想回廊は17:00まで)
 休苑日 月曜日
 入苑料 無料

2012年10月11日木曜日

vol.603 荒子観音寺の円空仏 仁王像

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 あさって13日(土曜)は荒子観音寺の円空仏拝観日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 円空仏の拝観日に併せて、荒子観音寺の境内では、「円空仏彫刻・木端の会」による円空彫りの体験教室(見学自由・無料)が開かれています。
 下の写真は荒子観音寺の山門に安置されている仁王像(吽像)のお顔です。


 「…山門の中に3メートル余の仁王像の一対が安置されている。あまりにも大きいので、ついつい見ないで通り過ぎてしまう人が多い。どうかゆっくりと拝観されることを望む。」(長谷川公茂著『東海の円空を歩く』22頁より抜粋)。

 以下は余談で、ブログにアップした写真の総数が500枚になりました。その中には普段、撮影することのできない円空仏をはじめとする貴重な写真も含まれていることから、写真撮影に際してお世話になりました関係者の皆さまに、今一度深くお礼申し上げます。
 

2012年10月8日月曜日

vol.602 美濃市 来昌寺の円空仏

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 今日は美濃市にある来昌寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が来昌寺です。

 
 来昌寺は浄土宗寺院ということで、円空仏拝観の前には、ご本尊さまに対して、お十念を唱えさせていただきました。
 下の写真が来昌寺の円空仏で、聖観音坐像です(写真は来昌寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。

 
 どうしたら、こんなに素晴らしい像が彫れるのか、というのが第一印象で、以前にも書きましたが、特徴的な頭部が大変ありがたいお姿に感じられて、僕が大好きなタイプの円空仏です。言わずもがな、円空仏は本来、見る(鑑賞する)のではなくて、拝む対象ですから。
 今日の拝観のお礼にと、僕が彫った小さな観音坐像をお庫裏さまに手渡して、奉納させていただきました。

 来昌寺
 岐阜県美濃市吉川町1824
 TEL 0575-33-0708
 (円空仏拝観は要予約)

 円空仏拝観の際には、写真撮影の許可等、大変お世話になりました。特にお庫裏さまには、本当に親切にしていただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談で、僕の円空仏巡拝はこれで6県60箇所となりました。

2012年10月7日日曜日

vol.601 郡上市美並町根村の神明神社

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 円空さんに関する本を読んだり、円空さんの年表に必ずと言っていいほど、出てくる場所があります。それは円空さんが初めて仏像を彫った場所で、その証拠となる場所です。
 そこで僕としては、ずいぶん遅まきながら、果たしてどんなところだろう、というのが、訪れるきっかけとなりました。この目で一度、確かめてみなくては、とも思い、昨日、林広院にて円空仏を拝観した後、足を運びました。
 下の写真がその場所で、集落の最も奥まった場所に位置することから、おそらく地元の人しか参拝しないだろうとおぼしき、緑に囲まれて、境内のこぢんまりとした神社でした。


 「…現在知られている円空の足どりで一番古いのは、寛文3(1663)年、円空32歳の時に郡上市美並町根村の神明神社で天照太神像など3体の像を造顕したことである。同社に遺る棟札に記されていたことからわかる。…」(長谷川公茂著『東海の円空を歩く』130頁より抜粋)。

 月並みなことを書くようですが、円空さんは32歳のときに、僕はいま42歳で、こうして二人が約350年の歳月を経て、同じ神社の境内に立っているのかと思うと、感慨深いものがありました。

 以下は余談。
 二千体仏を超えた千面菩薩像ですが、さらに彫り続けて、現在、2250体となっており、年内の目標としている2500体まで、残り250体となりました。

2012年10月6日土曜日

vol.600 郡上市美並町 林広院の円空仏

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 今日は岐阜県郡上市美並町にある林広院の円空仏に会ってきました。
 下の写真が林広院です。


  
 上の写真が林広院の円空仏で、使われている材もさることながら、僕は何とも言えないほどの素敵な笑顔に嬉しくなって、思わず見とれてしまいました(写真は林広院から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 さらに嬉しかったのは、林広院のご住職様から、とても親切にしていただき、上の写真の他にも、3体の円空仏をじっくり拝観させていただきました。
 下の写真がそれで、2体の円空仏の背面には、円空さん直筆の見事な梵字が見てとれます。


 林広院
 岐阜県郡上市美並町白山808−1
 TEL 0575-79-2059
 円空仏拝観は要予約

 いつものように僕が彫った千面菩薩像を、今日の拝観の感謝の気持ちを込めて、林広院のご住職様に手渡して、奉納させていただきました。
 円空仏拝観にあたっては、写真撮影等、林広院のご住職様に大変お世話になりました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談。
 記念すべき600回目の更新の余話として、今日は林広院の円空仏拝観の際に、同じ美並町にある長良川鉄道越美南線のみなみ子宝温泉駅に併設されている「日本まん真ん中温泉子宝の湯」で入浴してきました。久しぶりに浸かった露天風呂から見上げた空は、あいにくの曇り空でしたが、とても気持ち良かったです。

2012年10月5日金曜日

vol.599 徳島県那賀町 相生森林美術館の円空展

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 明日6日から徳島県那賀郡那賀町にある相生森林美術館にて、秋の企画展「祈りのかたち円空展」が開催されます。

 相生森林美術館 
 秋の企画展「祈りのかたち円空展」
 会期 10月6日(土)~11月25日(日)
 開館時間 9:30~16:30
 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 入館料 500円

 円空学会理事長である長谷川公茂氏の監修で、音楽寺の十二神将像や荒神像をはじめとして、約50体の円空仏が展示されます。
 企画展の会期中、10月14日(日)の午前10時からは、木彫作家の黒蕨壮氏による木彫実技講座「円空仏を彫る」と、11月3日(土・祝)の午後2時からは、長谷川公茂氏による記念講演会「円空の生涯」が行われる予定です。

2012年10月2日火曜日

vol.598 三重県菰野町 明福寺の円空仏

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 昨日からの更新の続きで、パラミタミュージアムの企画展にて円空仏を見学したことから、同じく菰野町内にある明福寺の円空仏を拝観しました。
 下の写真が明福寺で、浄土真宗のお寺です。



 上の写真が明福寺の円空仏で、阿弥陀如来と薬師如来の両面仏となっており、写真は阿弥陀如来像のお顔です(写真は明福寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 僕は間近で阿弥陀さまの大きなお顔を拝みながら、手を合わせて、「南無阿弥陀仏」と唱えました。
 昭和30年代後半から起こった円空ブームの際は、全国から美術研究家や大学教授などが明福寺へ大勢押し寄せて、両面仏は海を渡り、ベルギーまで行ったと、お庫裏さまから教えていただきました。
 三重県にあるお寺の円空仏を巡拝するのは、ずいぶん久しぶり(昨年11月以来)のことでした。僕の彫った千面菩薩像をお庫裏さまに手渡して、いつものように奉納しました。

 明福寺
 三重県三重郡菰野町菰野792−1
 TEL 059-393-2610
 円空仏拝観は要予約

 明福寺のご住職さまとお庫裏さまには、写真撮影等、大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。

2012年10月1日月曜日

vol.597 パラミタミュージアム 南都大安寺と観音さま展

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 今日は三重県菰野町にあるパラミタミュージアムへ行きました。
 下の写真がパラミタミュージアムの外観です。

 
 パラミタミュージアムは故池田満寿夫さんの作品(「般若心経シリーズ」)が見られるということだけは知っていたのですが、実際に足を運んだのは、これが初めてでした。数年前に湯の山温泉へ行った際には、時間の都合で、素通りしてしまいました。
 それがどうして今日訪れることになったのかといえば、先月上旬、いつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」のメンバーで、桑名市に住むMさんから、「パラミタミュージアムの企画展に2体の円空仏が出ておりました」と教えていただいたことから、足を運びました。

 パラミタミュージアム
 南都大安寺と観音さま展
 会期 8月30日~10月10日
 開館時間 9:30~17:30
 入館料 1000円

 企画展では、真教寺(津市下弁財町)と名古屋市博物館所蔵の円空仏十一面観音像が展示されていました。本当ならば、もっと早い時期に足を運ぶ予定だったのですが、天候等の理由で、会期末近くになってしまいました。
 忘れずに記しておくと、池田満寿夫さんの般若心経シリーズは、なかなか見ごたえがあり、なかでも佛画陶板が素敵でした。
 文末になりましたが、ご教示いただきましたMさまに、この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2012年9月26日水曜日

vol.596 551蓬莱 名古屋高島屋

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 今日は名古屋駅へ足を運んで、ジェイアール名古屋タカシマヤに立ち寄りました。地下1階の食料品フロアのスポットでは、ウイークリーグルメとして、551蓬莱が出店ということで、名物の豚まん、餃子、焼売を購入。


 このブログでも何度となく書いていますが、関西で育った僕は大阪の味を求めて、名古屋の百貨店で551蓬莱の催事(実演販売)があるときは、必ずと言っていいほど、足を運んでいます。
 だから、というわけではないでしょうが、今日は販売員のお嬢さんから、「以前も買いに来て下さいましたよね」と声を掛けられて、僕は驚くやら、嬉しいやら、恥ずかしいやら。
 551蓬莱の豚まんと餃子と焼売は、本当に美味しくて、食いしん坊の僕は、いつもついつい食べ過ぎてしまいます。

 以下は余談で、今日は空を見上げると、きれいな秋の青空だったことから、以前に人から話を聞いたり、文献等で調べたりしたことのある伊勢湾台風と同日だったとは、ちょっと信じられません。

2012年9月23日日曜日

vol.595 週末のつぶやき

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 競馬の話題から。土曜日の阪神8レースにシーセモアの仔であるテーオーゼウスが出走。結果は残念ながら、着外でした。

 ガンプラの話題に関連して、ガンプラの組み立てが楽しみのひとつである僕としては、今日放映された「機動戦士ガンダムAGE」の最終話を見ました。全話を見たわけではないのですが、あえて感想を書くと、ストーリーは途中、面白いと思わせるようなところもあったように思うのですが、いかんせん、物語の始まりと終わりが良くない。肝心な部分、とりわけ登場人物のフリット・アスノが生かしきれておらず、惜しいな、と感じました。

 大相撲の話題。優勝した日馬富士関の取組、なかでも稀勢の里関戦と白鵬関戦は見ごたえがあり、横綱昇進にふさわしい内容だったと思います。また、中村部屋の力士の皆さん、お疲れさまでした。白虎さん、北櫻龍さん、美登桜さん、勝ち越し、おめでとうございます。飛翔富士さん、時桜さん、甲斐力さん、富士寿さん、来場所、頑張ってくださいね。

 以下は余談。
 今週末は自室の模様替えをして、10数年ぶりに時計をデジタルからアナログへ変えました。秒針の音が時に煩わしくもあり、時に心地好くもあり。

2012年9月21日金曜日

vol.594 八幡社春日社合殿と円空さんの足跡

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 今日は以前(vol.585)に予告したとおり、円空さんの足跡を辿って、名古屋市中村区元中村町にある八幡社春日社合殿へ足を運びました。
 下の写真が八幡社春日社合殿の境内で、バイクの後方にある5つ並んだ末社の真ん中に建つ秋葉社から、円空仏が発見されました。

 
 円空仏を拝んだり、鑑賞する人たちは、決して少なくないはず。だが、実際に円空さんが訪れて、彫っていた場所まで、こうしてわざわざ足を運ぶ(僕のように物好きな)人は、きっと少ないのだろう。
 八幡社春日社合殿は、社殿といい、境内に立つ数本の古木といい、円空さんと同じものを目にしているのかと思うと、いま自分の立っている場所がありがたく思えました。

2012年9月20日木曜日

vol.593 すいとぴあ江南 円空上人ほほえみの世界

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 江南市にあるすいとぴあ江南(http://suitopia.jp/)にて、11月21日から26日まで、秋の企画展「円空上人 ほほえみの世界」と題して、円空学会理事長の長谷川公茂氏が撮影した円空仏のパネル写真と、哲学者の梅原猛氏による色紙展が開催されます。
 24日の午後2時からは、「円空さん」と題して、長谷川公茂氏の講演が行われます。また、24日と25日は、円空彫りの体験教室も開かれます。
 パネル写真と色紙展、講演会、円空彫りの体験教室は、いずれも無料です。

 円空上人 ほほえみの世界
 場所 すいとぴあ江南 1階多目的ホール
 日時 11月21日~26日 午前10時~午後5時
 TEL 0587-53-5111(すいとぴあ江南)
 入場料 無料

 講演「円空さん」
 講師 長谷川公茂氏(円空学会理事長)
 日時 11月24日 午後2時開演
 入場料 無料

 円空彫り体験教室
 講師 円空仏彫刻・木端の会
 日時 11月24日・25日
 参加料 無料