2017年1月30日月曜日

vol.1408 円空彫りの木端仏

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 今朝は空き時間を利用して、千面菩薩像の木端仏を彫りました。
 下の写真がそれで、正面から見ると、ごく普通の像容となっています。
 

 材料には板切れを使用しており、像高は14センチながらも、下の写真にあるように奥行き(厚さ)が1センチ未満となっています。
 

 実際に手に取ると、重さが10グラム未満と非常に軽く、定形封筒に入れて、82円で郵送できます。
 続けて、残った材料で、半分の大きさの像なども彫りました。

 以下は余談。
 佐野南広報1様からトレードしていただいた消防カードが届きました。下の写真がそれで、この場を借りて、お礼申し上げます。
 

 トレード用の消防カードの在庫が残り少なくなりました。ご希望の方はお早めにご連絡ください。

2017年1月26日木曜日

vol.1407 文化財防火デー 春日井市 密蔵院

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 1月26日は文化財防火デーということで、昨年の犬山城と同様に(vol.1204)、今年は午前中、春日井市にある密蔵院へ行き、文化財防火訓練を見学しました。
 どうして足を運んだのかと言えば、密蔵院での文化財防火訓練が下の写真にあるように全国消防カードのデザインになっているからで、ぜひともこの目で見てみたい、と。
 

 下の写真が実際の様子で、梯子車による放水訓練です。
 

 多宝塔への放水により虹が架かったときには、見学者から大きな歓声が上がりました。
 下の写真は文化財防火訓練の参加者で、春日井市の消防署員と消防団、文化財ボランティアの皆さんと神領保育園の園児たち、春日井市公認の安心安全キャラクター「はるかぜちゃん」です。
 

 文末になってしまいましたが、関係者の皆様には大変親切にしていただきました。また、文化財ボランティアの皆さんからはカイロを頂戴したことから、この場を借りて、お礼申し上げます。

 以下は余談。
 下の写真は昨日の朝に彫った千面菩薩像で、大きさの比較のために、以前に組み立てたガンプラRGを並べてみました。
 

 千面菩薩像は最もシンプルな像だけに、他の像のようなごまかしが利かず、彫るのが難しいと言うか、奥が深いのですが、それが分かる人は(円空彫りをしている人でも)実に少ないです。

2017年1月23日月曜日

vol.1406 岐阜県博物館「あなたが知らない鳥の世界」展と仏像講座

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 昨日の午後は関市の百年公園内にある岐阜県博物館へ行き、企画展「あなたが知らない鳥の世界」を見て、仏像講座を受講しました。
 下の写真が岐阜県博物館で、日陰にはところどころ雪が残っていました。
 

 下の写真は常設展示室にあるスタンプラリーです。
 

 下の写真が企画展「あなたが知らない鳥の世界」で、骨格やはく製といった数多くの鳥の標本が展示されていました。
 

 企画展を鑑賞後、下の写真にあるように講堂で行われた仏像講座を受講しました。
 

 下の写真は講座のテキストで、学生時代の復習ができました。
 

 仏像講座の終了後、受講者とは別行動で、岐阜県博物館に寄託されている円空仏を熟覧しました(所有者様と岐阜県博物館のM学芸員様には、大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます)。

 以下は少し長い余談。
 本来ならば、いつものように熟覧した円空仏の写真をブログにアップするのですが、以前(2年前の秋と昨年の「東海地方の円空仏」展)のように、「俺にも見せろ」「写真を撮りたい」」「円空学会の者だ」といった人たちが少なからずやって来て、所有者様と岐阜県博物館のご迷惑になることから、残念ながら、それができなくなりました。昨今ブログにて、円空仏巡拝の記事を更新しないのは、そうした理由からです。

2017年1月21日土曜日

vol.1405 ガンプラ×鉄血のオルフェンズ展(名古屋)とユトリロ回顧展

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 今日の午前中は名古屋市中区栄へ行きました。
 はじめに名古屋パルコ南館8階の特設会場で行われているガンプラ×鉄血のオルフェンズ展を見ました。
 下の写真が会場内外の展示で、複製原画やガンダム・バルバトスルプス新形態のガンプラ等が展示されていました。
 








 下の写真はイベント限定ガンプラと来場者特典です。
 



 次に松坂屋名古屋店南館7階の松坂屋美術館で行われているユトリロ回顧展を見ました。
 

 ユトリロの愛用したパレットが展示されており、それが絵画と同じくらい印象に残りました。

 以下は余談で、大相撲の話題。
 稀勢の里関、初優勝、おめでとうございます。故鳴戸親方も喜んでいるはず。

2017年1月20日金曜日

vol.1404 人は生かされている

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 先週末、もっと上達したいと思い、円空彫りの諸先輩から助言をいただいて、彫り出したのだけれど、円空仏を美術品や研究対象、写真の被写体として扱う人たちと同じように私欲が出て、良くない方向へと進んでしまい、元に戻すのが大変だった。
 円空さんは母親の供養のために、あるいは困っている人たちのために仏像を彫ったのであり、自分のために彫ったのではないことを忘れていた。円空さんを深く知り、円空彫りをするようになって、人は誰かのために生かされていることを、改めて気付かされたにもかかわらず、情けないかぎりだ。
 今朝は指と腕が痛くなるまで、大小の千面菩薩像を何体も彫り続けて、ようやく修正しつつあり、下の写真はほんの一部で、驚くほどのたくさんの木屑が出た。
 

 優しいお顔を彫り、それを人に差し上げて、喜んでもらえれば、嬉しい。
 僕は最も大事な円空さんの心に近づきたいという根本を見失いそうになっていた。

2017年1月17日火曜日

vol.1403 末代無智の章と白骨の章

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 今日の午後は一宮市へ行き、長谷川公茂先生が講師を務める一宮円空会に出席しました。
 下の写真は講座室から見た景色で、東海道本線の線路内にはまだ雪が残っていました。
 

 下の写真は今日の講座のテキストで、末代無智の章です。
 

 浄土真宗の葬儀で読まれる白骨の章についても学びました。
 夏目漱石の小説や白骨の御文(御文章)を読んで、僕は「老少不定」という言葉と、その意味を知りました。

2017年1月15日日曜日

vol.1402 少年のような心

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 昨日の朝、目が覚めたら、雪が降っていた。4、5センチは積もっていただろう。
 昨年と同様(vol.1199)、雪上に僕が彫った模刻の薬師如来像を置いて、撮影。
 

 20代までは雪が降ると、うきうきしました。30代以降、今の暮らしになってからは、雪が降ると憂鬱な気分になることから、こうした遊び心で、気分転換。
 昨日は荒子観音寺で円空仏に会い(vol.1401)、夕方、帰宅すると、積もっていた雪は融けていました。
 今朝、目が覚めたら、一旦、融けたはずの雪が7、8センチは積もっており、今も降り続いている。
 前日と同様、雪上に僕が彫った模刻の千面菩薩像を置いて、撮影。
 

 夕方になり、雪が止んで、拙宅近くの田舎道を歩いている子どもたちを見ると、決まって手に雪を持っており、何とも微笑ましい。自分にもずっと昔、そんな頃があったはずだが、年を重ねて、悲しいかな、そうした無邪気な気持ちを失ってしまいました。

2017年1月14日土曜日

vol.1401 雪の荒子観音寺

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 今日の午後は名古屋市中川区にある荒子観音寺へ行き、円空仏に会ってきました。
 下の写真は荒子観音寺の本堂とお庭です。
 


 いつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」のM顧問様から、「(ブログの)今日の話題は雪の荒子観音寺で決まりだ」とのご指示をいただきました(M顧問様、ありがとうございます)。
 以下は僕の勝手なイメージながら、荒子観音寺の数ある円空仏の中で、雪が最も似合うと像と言えば、下の写真の観音像を思い浮かべるのですが、いかがでしょうか。
 


2017年1月13日金曜日

vol.1400 明日の準備

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 前回の更新(vol.1399)からの続きで、昨日の午前中も空き時間を利用して、円空彫りをしました。
 3日間の空き時間に彫った千面菩薩は下の写真にあるように、たったの11体と、依然として、腕前が鈍ったままで、情けない。
 

 なぜ僕が空き時間に円空彫りをしているのか。
 円空彫りの基本とされる千面菩薩に限っては、手が勝手に彫ると言うのか、たとえば職人さんが淀みなく、反復して、次々と物を作るがごとく、彫れなければならない。そんなふうに考えているからで、決して深い意味はありません。
 しかしながら、こうしておけば、いつどんなときも、優しいお顔を彫ることができる。
 師匠であるYさんから、円空彫りにゴールはない、そう教わったから、歩みは遅くとも、前へと進んで行くことだけは、止めないつもりだ。
 ということで、今日の午前中も空き時間を利用して、下の写真にあるように千面菩薩を彫り、これで明日のウォーミングアップができました。
 


2017年1月11日水曜日

vol.1399 円空仏の模刻 千面菩薩

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 今日も午前中の空き時間を利用して、円空彫りをしました。
 4体目を彫ったところで、時間切れとなりましたが、前日にも同じ千面菩薩を彫っていたことから(vol.1398)、少しだけスピードアップ。
 下の写真がそれで、円空仏の模刻は像の種類や大小ではなく、何をおいても優しいお顔が命だと。
 

 空き時間と言っても、掃除などの後片付けがあることから、彫っている時間は30分もありません。

2017年1月10日火曜日

vol.1398 円空彫り初め

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 今日の午前中に空き時間を利用して、少し遅くなったけれど、今年初めの円空彫りをしました。
 久しぶりだったことから、腕前がずいぶんと鈍っており、3体目を彫ったところで、時間切れ。
 下の写真がそれで、肝心なことは円空仏のように像の顔が微笑んでいるかどうか。
 

 実を言うと、昨年末、例によって、少なからず人に差し上げたことから、手持ちが無くなってしまい、これではマズいと、まさに泥縄式で、恥ずかしいかぎり。
 喜んでいただければ、いくらでも彫って差し上げるのが、昨年亡くなられた僕の円空彫りの師匠であるYさんとの決まり事で、これを守っていかなければ、いつの日か阿弥陀さまの元で、Yさんに合わせる顔がありません。

 以下は余談。
 今夕、さとちゃん様からトレードしていただいた消防カードが届きました。
 下の写真がそれで、この場を借りて、お礼申し上げます。
 

 ブログをお読みいただいている皆様からのトレードのおかげで、消防カードの収集枚数が400枚を超えました。

2017年1月8日日曜日

vol.1397 アウトライダー 発売日変更のお知らせ

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 明々後日(しあさって)の11日はツーリンクマガジン・アウトライダー82号(2017年2月号)の発売日です。
 下の写真は目次で、本誌105ページには僕の書いたコラムが掲載されていることから、ご一読いただければ幸いです。
 

 ツーリンクマガジン・アウトライダーは次号から発売日が変更になります。
 下の写真は誌面に掲載されている発売日変更のお知らせです。
 

 以下は余談。
 今夜8時からは以前の更新(vol.1391)にも書きましたが、陰ながらお手伝いさせていただいたNHK日曜美術館「井浦新 円空への旅」が再放送されます。
 下の写真は少林寺での撮影風景です(写真は関係者の皆様から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します。その点は重々お断りしておきます)。
 

2017年1月2日月曜日

vol.1396 子宝の湯とうだつの上がる町並み

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 今日は朝一番に所用を済ませた後、鉄道好きの甥っ子のリクエストで、郡上市美並町にある日本まん真ん中温泉 子宝の湯へ行きました。
 はじめに関市内で、昼食を食べて、中濃消防組合消防本部へ立ち寄った後、郡上市美並町へ向かいました。
 下の写真は長良川鉄道越美南線のみなみ子宝温泉駅です。
 

 駅に併設する子宝の湯に入浴。
 僕が子宝の湯を利用するのは、2012年の秋以来でした(vol.600)。
 次に少し走って、道の駅美並で、お土産を購入。
 美濃市まで戻ると、萬休寺を参拝して、ご住職様とお庫裏様と楽しくお話させていただきながら、円空仏を拝観。
 拝観の際には、お茶とお菓子をご馳走になりましたことから、この場を借りて、お礼申し上げます。
 続けて、同じく美濃市の中心街へ向かい、うだつの上がる町並みを散策しました。
 下の写真は市の指定文化財である今井家住宅です。
 


2017年1月1日日曜日

vol.1395 2017(平成29)年 元旦

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 あけましておめでとうございます

 旧年中、ブログをお読みいただいている皆様には大変お世話になりました。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 下の写真は愛車のフォールディングバイク(折りたたみ自転車)に取り付けたサイクルコンピューターで、昨年5月から乗り始めた走行距離が560キロになりました。