2011年11月29日火曜日

vol.490 大相撲 十一月(九州)場所の感想

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 九州場所があっという間に終わってしまい、ファンとしては寂しいかぎり。
 いつも書いていることですが、横綱以外の関取が優勝して、場所が大いに盛り上がることを期待していたのに、早々と優勝が決まってしまい、残念でした。が、しかし、千秋楽は把瑠都関に拍手喝采。
 今場所では僕が応援している力士さんたちの成績が微妙だったことから、とかく気が気でなかったです。幕内と十両では、北太樹関や栃乃洋関の8勝7敗がそれで、栃ノ心関や臥牙丸関は大きく負け越してしまい、とても心配です。
 幕下では、中村部屋の飛翔富士さんや白虎さんが3勝4敗と実に惜しい成績でした(稽古に精進して、来場所、頑張ってください。応援していますよ)。
 大関「稀勢の里関」の誕生は嬉しいニュースでした。場所前にも書きました(vol.480)が、今夏、故鳴戸親方(元横綱隆の里)が稀勢の里関をご指導されていたお姿を、僕は覚えていたことから、親方は本当に喜んでくださっているのではないかと思うと、大相撲ファンのひとりとして、感慨無量です。

2011年11月26日土曜日

vol.489 名古屋栄国寺キリシタン博物館の円空仏

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 いつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」のMさんに、「栄国寺の切支丹博物館に円空仏があるよ」と教わったことから、今日は名古屋市中区にある栄国寺へ足を運びました。
 下の写真が栄国寺で、境内に切支丹遺蹟博物館があります。
 
 上の写真が栄国寺の円空仏で、踏み絵などのキリシタンに関する史料と共に展示されていました(写真は栄国寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
 展示されている史料については、栄国寺のご住職さまから、丁寧な説明があり、その後、名古屋三大仏のひとつとされるご本尊さまに合掌。見学のお礼にと、僕が彫った2体の小さな円空仏(千面菩薩像、迦楼羅像)を感謝の気持ちを込めて、納めさせていただきました。
 
 栄国寺・切支丹遺蹟博物館
 愛知県名古屋市中区橘1丁目21-38
 TEL 052-321-5307
 開館時間 10:00~17:00
 入館料 100円
 休館日 日曜日

 栄国寺のご住職さまには、写真撮影の許可等、大変お世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。
 
 以下は余談で、栄国寺のご住職さまから、切支丹遺蹟博物館のしおりと火伏せのお札を頂戴したのですが、大事にしまったはずのポケットの中にありません。どうやらバイクで走っているうちに無くしてしまったようです。こうした失敗の他にも、今日はあるべきものがなかったり、タイミングが悪かったりと、何ともちぐはぐな一日でした。

2011年11月21日月曜日

vol.488 名古屋市熱田区 白鳥庭園

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 昨日は施設が無料開放されるということで、白鳥庭園を訪れて、園内を逍遥しました。
 下の写真が白鳥庭園で、画面左の建物が庭園本館の清羽亭です。
  園内を歩いていると、中国人観光客が賑やかで、白鳥庭園は彼らのお決まりの見学コースになっているのでしょうか。
 僕は日本庭園が好きで、あちらこちらと見学していますが、庭を歩いたかぎり、率直な印象として、白鳥庭園の入園料は正直、高いなと思いました。
 おまけに、バイクも駐車場の使用料が150円と、ライダーには不親切な施設です。

 白鳥庭園
 名古屋市熱田区熱田西町2番5号
 TEL 052-681-8928
 開園時間 9:00~16:30
 休園日 毎週月曜日
 入園料 300円

 以下は余談で、旅行雑誌の『旅』が休刊になるとのこと。JTBが発行していた頃には、僕の紀行文が掲載されたこともあることから、非常に残念です。

2011年11月20日日曜日

vol.487 伊勢神宮のバイク駐車場

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 前回の更新(vol.486)からの続きで、中山寺で円空仏を拝観した後、6年ぶりに伊勢神宮を参拝しました。
 以前訪れた際には、門前のおはらい町は閑散としていたような記憶があったのですが、昨今のパワースポットブームだからなのか、平日だというのに、大した人出でした。
 内宮の入口近くには、バイク駐車可の無料駐輪場があります。
  上の写真は外宮です。
 中山寺と伊勢神宮はすぐ近くということで、円空さんもきっと訪れたに違いない、と思いながら、内外両宮の参道を歩きました。

 以下は余談。
 今日のマイルチャンピオンシップには、僕がずっと応援し続けているクレバートウショウとスマイルジャックが揃って出走しました。半ば諦めつつも、応援馬券を買っていたのですが、どちらも着外と、残念な結果に終わりました。2頭とも無事に完走できたことを喜ぶべきでしょうか。
 日本シリーズはホークスの楽勝と思いきや、ドラゴンズがここまで食い下がるとは正直、予想していませんでした。来季からオレ流采配が見られなくなると思うと寂しいかぎりです。

2011年11月19日土曜日

vol.486 伊勢市 中山寺の円空仏

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 昨日は三重県伊勢市へ行き、中山寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が中山寺の山門です。
  山門をくぐると、白寿観音祈願祭が行なわれており、境内は参拝に来た地元の人たちで賑わっていました。甘くて美味しいかぼちゃぜんざいが振舞われており、僕も地元の人たちに交じって、ご馳走になりました。
 中山寺のご本尊さまに合掌後、僕が自分で彫った4体の円空仏(護法神像、千面菩薩像)を感謝の気持ちで納めさせていただきました。
 下の写真は中山寺の円空仏で、護法神像です(写真は中山寺から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。
  中山寺には4体の円空仏があるのですが、僕はお目当ての護法神像を前にして、幸せな気分になりました。伊勢まで足を運んだ甲斐がありました。
 荒子観音寺の護法神像といい、高田寺の護法神像といい、そして今回の中山寺で、円空仏の真骨頂は護法神像にあり、と再認識しました。

  中山寺
  三重県伊勢市勢田町411
  TEL 0596-28-6709
  (円空仏公開は年に1度の11月18日)

 円空仏拝観の際には、写真撮影の許可等、大変お世話になりました。特にお庫裏さまには、本当に親切にしていただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

 以下は余談で、今回の中山寺で、僕の円空仏巡見は6県・45箇所目となりました。円空仏を通じて、知り合った人たちに今一度の感謝を記したいと思います。合掌。

2011年11月17日木曜日

vol.485 北名古屋市 院田薬師堂の円空仏

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 今日は北名古屋市(旧師勝町)にある院田薬師堂の円空仏に会ってきました。
 下の写真が院田薬師堂です。
 
 上の写真が院田薬師堂の円空仏で、木造秋葉神立像です(写真は院田薬師堂の管理者様から許諾を得て撮影しており、転載・再配布等を固く禁止します)。像高は約48センチで、円空初期の作品とされています。
 円空仏の写真集で何度も見ていましたが、実物を目の前にすると、お顔をといい、お姿といい、円空さんはこんな仏像も彫っていたのかと、改めて不思議な印象を受けて、秋葉神立像をつくづく眺め入りました。
 拝観の際には、僕が自分で彫った6体の円空仏(千面菩薩像、迦楼羅像)を感謝の気持ちを込めて、納めさせていただきました。

 院田薬師堂
 愛知県北名古屋市鹿田院田屋敷334

 円空仏を管理されている院田町内会の町会長様と、北名古屋市歴史民俗資料館・昭和日常博物館様には、大変お世話になりました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。

2011年11月13日日曜日

vol.484 埼玉円空展と円空仏に関する話題

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 現在、埼玉県立歴史と民俗の博物館で、円空展が開催されています。僕は残念ながら、足を運べそうもないのですが、昨日、荒子観音寺の円空仏公開日で、いつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」を通じて、埼玉円空展のパンフレットと図録を入手しました。
 下の写真が埼玉円空展のパンフレットです。
  図録には、僕がこの春に目にして、ブログでも紹介した正福寺の円空仏(vol.393)と蓮田市文化財展示館の円空仏(vol.394)が掲載されています。埼玉県へ足を運んだときを思い出すと、東武鉄道の間引き運行、正福寺の倒れた石灯篭、蓮田市文化財展示館における円空仏の展示方法の見直しなど、東日本大震災の影響がまだ色濃く残っていました。

 いとうせいこうさんとみうらじゅんさんの共著『見仏記』の最新刊(単行本)にざっと目を通しました。本書には、荒子観音寺(の円空仏)と、いつも作像をご指導いただいている木端の会のYさんが登場します。6月に名古屋市千種区にある鉈薬師堂の境内にて、木端の会のYさんを通じて、いとうさんとみうらさんのおふたりと握手させていただきましたが(vol.421)、もう本が出版されるのかと、その速さに少し驚いています。

 今日は南知多町にある慈光寺(vol.476)と如意輪寺(vol.477)で、円空学会の研究会が行なわれるとのこと。僕は事前にバイクで足を運んで、両寺院の円空仏を既に拝見させていただきました。幸いお天気にも恵まれたことから、絶好のツーリング日和で、知多半島を南下するライダーたちが大勢いるのでは、と思います。

2011年11月11日金曜日

vol.483 荒子観音寺の六角堂

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 明日12日(土曜)は月に1度の荒子観音寺の円空仏公開日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 円空仏の公開日に併せて、境内では「円空仏彫刻・木端の会」による円空彫りの体験教室(見学自由・無料)が開かれています。

 下の写真は荒子観音寺の境内に建つ六角堂です。
 

2011年11月10日木曜日

vol.482 長谷川公茂著「東海の円空を歩く」(風媒社)を読んで

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  上の写真は長谷川公茂著「東海の円空を歩く」(風媒社)の表紙です。

 円空仏に関する本は、古書だったり、高価だったりと、最近では手に入りにくいので、円空仏ファンのひとりとして、こうした本が上梓されるのを心待ちにしていた。
 一読して、素晴らしい本であることは、改めて言うまでもないが、本書を読み終えて、以下に気になった点をいくつか挙げておきたい。

 巻頭に「拝観が可能な寺院・資料館」が掲載されているが、情報が過不足なく記されているかといえば、そうではない。代表的なリストという扱いで、20箇所が挙げられているが、その他にも常時、拝観可能な円空仏がある(例、小牧市歴史館など)。
 また、続きのページには、「おもな円空仏の所在分布」が記載されているが、こちらも情報が過不足なく記されているかといえば、そうではない。「おもな」とあっても、比較的自由に拝観が可能な寺院の名前が記されていない(例、南知多町の慈光寺など)。
 本文中においても、情報が過不足なく記されているかといえば、そうではない(例、揖斐川町にある一心寺所蔵の円空仏は現在、揖斐川歴史民俗資料館に寄託されているなど、明らかな間違いがある)。
 これらは風媒社の編集者が確認を怠ったことによるものだろう。

 本書を読んだ後には、「拝観が可能な寺院・資料館」よりも、さらに詳しく円空仏を目にしたいという人や、自宅近くの寺院が「円空仏の所在分布」に掲載されているが、そこは拝観可能なのかどうか、という疑問が残るだろう。

 このブログ(ラベル 円空仏の頁)では、そうした疑問に対して、自らの足で稼いだ情報を掲載しているので、参考になれば幸いである。
 「最近の円空仏ファンは拝観のマナーが悪く」と記されている(心を痛めている)が、円空仏が大好きな人に、悪い人間はいないと信じている。

 文末になりましたが、長谷川公茂先生の円空仏に対する永年の研究に対して、心から敬意を表します。

2011年11月8日火曜日

vol.481 ドストエフスキー著・原卓也訳『カラマーゾフの兄弟(下)』(新潮文庫)を再読して

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 ずいぶん時間が空いたことから、書いた本人も忘れかけていた、というのが、正直なところかもしれない。しかし、そうはならないところが、『カラマーゾフの兄弟』の凄いところで、ふとした瞬間に思い出すのだ。「カラマーゾフ万歳」と。
 下編のストーリーはイワンの悪夢を経て、ミーチャの公判後、感動のエピローグへと突入する。
 これまでにも書いてきたように(vol.402、vol.408)、カラマーゾフとは、いかなる困難にも立ち向かう「生きる力」を意味する言葉でもある。事実、主人公アリョーシャと少年たちの人生は、今まさに物語の結末から、真に始まろうとしている。

 「このイリューシャの石のそばで、僕たちは第一にイリューシャを、第二にお互いにみんなのことを、決して忘れないと約束しようじゃありませんか。これからの人生で僕たちの身に何が起ころうと、たとえ今後二十年も会えなかろうと、僕たちはやはり、一人のかわいそうな少年を葬ったことを、おぼえていましょう。」
 「いいですか、これからの人生にとって、何かすばらしい思い出、それも特に子供のころ、親の家にいるころに作られたすばらしい思い出以上に、尊く、力強く、健康で、ためになるものは何一つないのです。」
 「ああ、子供たち、ああ、愛すべき親友たち、人生を恐れてはいけません。何かしら正しい良いことをすれば、人生は実に素晴らしいのです。」

 まだまだ他にも引用すべき箇所がたくさんあるのだが、未読の読者のために、もう記さない。その代わりに、全編を通じて、僕が最も好きな箇所を最後に挙げておくことにする。未熟過ぎる僕の解説にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 「イリューシェチカの言いつけでしてね。イリューシェチカの」彼はすぐにアリョーシャに説明した。「夜中にあの子が寝ているわきに、わたしが坐っていましたら、だしぬけにこう申したんですよ。『パパ、僕のお墓に土をかけるとき、雀たちが飛んでくるように、お墓の上にパンの耳を撒いてやってね。雀がとんでくるのがきこえれば、お墓の中に一人で寝ているんじゃないことがわかって、僕、楽しいもの』って」

2011年11月7日月曜日

vol.480 大相撲平成23年十一月九州場所

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 いよいよ九州場所まで1週間を切りました。大相撲ファンのひとりとして、早く初日にならないかと心待ちにしています。
 既に番付が発表されており、いつも応援している中村部屋からは、番付表と部屋便りが届きました(いつもご送付いただき、ありがとうございます)。
 部屋便りでは、「新十両の飛翔富士は、残念ながらご期待には添えませんでしたが、他の力士達と共に、一年最後の九州場所で、新しい年に向けて良い足がかりが作れるように頑張りたい」とありましたので、日々、稽古に精進して、さらに一段成長して、再十両を、と信じて、応援しています。さらに、白虎さん、時桜さん、北櫻龍さん、富士寿さん、美登桜さん、甲斐力さん、と中村部屋の皆さまのご活躍をお祈りしています。
 今場所は横綱以外の関取が優勝して、大相撲を、福岡の街を、大いに盛り上げて欲しいと思っています。

 鳴戸親方(元横綱隆の里)が本日亡くなったとニュースで知り、大変ショックでした。
 今夏、朝稽古見学の際には、鳴戸親方の横に並んで座らせていただき、土俵間近で迫力の申し合いを拝見させていただきました(vol.430)。その際、鳴戸親方が稀勢の里関をはじめとする弟子たちに対して、自らの若かりし頃の苦労談を交えながら、ご指導をされていたお姿を、今でもはっきりと覚えています。
 謹んでお悔やみを申し上げます。
 残された鳴戸部屋の力士さん達が心配です。

2011年11月6日日曜日

vol.479 今日6日はバイクタイム東海の発売日

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 今日6日は新装刊第2号となる「バイクタイム東海」12月号の発売日です。また、中部日本自動車学校でキャッチインライダースが開催されました。
 下の写真は「バイクタイム東海」12月号の表紙です。
  「東海・旅の足跡」について、誌面の記事はいったん休載となっております。読者ライダーからは、「毎月楽しみに読んでいた」との声を多数お寄せいただき、大変嬉しく思っています。ブログはこのまま継続いたしますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

2011年11月5日土曜日

vol.478 帆船 日本丸・海王丸 名古屋港寄航

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 昨日は名古屋港のガーデンふ頭へ足を運んで、帆船の日本丸と海王丸を見てきました。
 下の写真が日本丸です。
 
 上の写真が海王丸です。
 どちらか1隻だけを目にする機会は、これまでにも何度かあったのですが、2隻同時の寄航を目にしたのは初めてで、いつもよりちょっと得したような気分になりました。
 名古屋港には、無料のバイク置き場(自転車と兼用の駐輪場)があり、ライダーにとって、優しい施設となっています。

2011年11月4日金曜日

vol.477 南知多町 如意輪寺の円空仏

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 前回の更新(vol.476)からの続きで、昨日は知多郡南知多町にある如意輪寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が如意輪寺の境内で、毎年旧暦の10月8日から12日までの5日間が、円空仏のご開帳日となっています。
 
 上の写真が円空仏の薬師如来像で、伝承によれば、富山の薬売りが背中に背負ってきたといわれています(写真の転載・再配布等を固く禁止します)。
 最晩年の作である薬師如来像は少し傾いており、仏高は約64センチですが、横から見ると(写真では分かりづらいですが)、その薄さに驚きました。

 如意輪寺
 愛知県知多郡南知多町内海中之郷12
 TEL 0569-62-0109

 拝観の際には、僕が自分で彫った2体の小さな円空仏(千面菩薩像、迦楼羅像)を感謝の気持ちを込めて、納めさせていただきました。その際、ご住職さまに喜んでいただけたことが、本当に嬉しかったです。そして、ご開帳記念の栞(しおり)と、お下がりのお茶を頂戴しました。この場を借りて、お礼申し上げます。
 如意輪寺では、ご開帳の最終日(7日)の夕方より、献灯祭が行なわれます。かくいう僕も、バイクに乗っていることから、交通安全を願意に、1灯を祈願させていただきました。

2011年11月3日木曜日

vol.476 南知多町 慈光寺の円空仏

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 今日は知多半島を走って、知多郡南知多町にある慈光寺の円空仏に会ってきました。
 下の写真が慈光寺の入口で、階段を上った右側に山門があり、その奥に本堂があります。
 
 上の写真が円空仏の弁財天像で、金色の蓮座に鎮座して、多くの眷属に囲まれていました(写真の転載・再配布等を固く禁止します)。
 円空仏の拝観には、先方に諸々の事情があり、それを考慮しなければなりませんが、慈光寺では比較的自由に拝観できるところが大変素晴らしいと思いました。
 慈光寺のご住職さまには、この場を借りて、お礼申し上げます。

 慈光寺
 愛知県知多郡南知多町内海南側63
 TEL 0569-62-0253

 拝観の際には、僕が自分で彫った2体の小さな円空仏(千面菩薩像、迦楼羅像)を感謝の気持ちを込めて、納めさせていただきました。
 次に同町の如意輪寺へ足を運びましたが、続きは次回の更新で。

2011年11月2日水曜日

vol.475 名古屋市蓬左文庫の古書市

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 今日は名古屋市東区にある蓬左文庫で催されていた古書市へ足を運びました。
 下の写真が蓬左文庫で、画面の右側が古書市の入口となっていました。
  肝心の掘り出し物はといえば、見つけることができませんでした。以前にも書いたように(vol.461)、古本は今やインターネットでの売買が主流でしょうから、仕方ありませんね。
 自分の蔵書、といっても、特に高価な本を持っているわけではありませんが、それらは時に僕を励ましたり、支えたり、助けてくれたりと、今や僕の血と肉になってくれたかけがえのない物。とりわけ絶版本に限っては、後生大事にしなくては、と再認識しました。

2011年11月1日火曜日

vol.474 稲沢市荻須記念美術館

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 日中、走っていると、11月とは思えない陽気で、バイク乗りには本当に助かります。
 今日は稲沢市にある稲沢市荻須記念美術館へ行き、「生誕110年記念 荻須高徳展 憧れのパリ、煌めきのベネチア」を見ました。
 下の写真は稲沢市荻須記念美術館です。
  展示内容は以前、このブログでも紹介した松坂屋美術館の荻須高徳展と同じでしたが(vol.418)、ひとつだけ違ったことがありました。
 地元の小学6年生の子どもたちが見学に来ており、館内は少しばかり賑やかでした。絵をじっくりと鑑賞する際に、周りが騒々しいのは嫌だけれど、子どもたちとなれば、話は別です。
 僕は大勢の子どもたちに囲まれながら、授業の一環とはいえ、子ども心に何か感じたり、残ったりすれば、地下の荻須画伯も喜ぶだろうと思いました。

  稲沢市荻須記念美術館
  愛知県稲沢市稲沢町前田365-8
  TEL 0587-23-3300
  休館日 月曜日、祝日の翌日
  開館時間 9:30~17:00

  「生誕110年記念 荻須高徳展」
  入館料 800円
  (荻須画伯の生誕日である今月30日は無料)