2013年2月25日月曜日

vol.655 メガネを新調しました

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 近視や乱視、老眼が進んだことから、8年ぶりにメガネを新調しました。
 僕は基本的にバイクと車を運転する際にだけメガネを使用しています。
 下の写真が新しいメガネです。

 

 某メガネチェーン店で、最安価格の1850円にて購入。
 貧乏人の僕には、デザイン等で贅沢が言えるはずもなく、ノーブランドのレンズと中国製のフレームで大満足。むしろ有り難いくらいで、もちろん「安かろう」というのは、承知の上です。
 恥ずかしながら、現在掛けているメガネは価格が3500円で、僕としては、不自由を感じないことから、まだ使い続けるつもりです。
 こうして書いていると、自分という人間が驚くほどの安上がりで出来ているな、と。男としてはどうか、と考えると、我ながら情けなくなります。

 以下は余談。
 メガネと言えば、関西で育った僕にとって、少年の頃に何度となく見た天才芸人・故横山やすしの漫才ネタである「めがね、めがね」が何より印象に残っています。やっさんや寅さんのように生きられたら、と僕は憧(あこが)れるばかりです。

2013年2月24日日曜日

vol.654 「飛騨の円空」展のチケット


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 円空学会理事長の長谷川公茂先生から「飛騨の円空」展の無料観覧券が届きました(先生、ありがとうございます)。
 下の写真がそれで、チケットを頂戴したことから、来月下旬に上野へ出掛ける予定が今から待ち遠しいです。


 チケットと一緒に一筆箋と名刺サイズのカードが同封されていました。
 一筆箋には、伊勢市にある中山寺の三面大黒像が印刷されています。2年前に巡拝した際(vol.486)、僕が彫った模刻をお庫裏さまを始めとして、関係者の皆さまへ手渡したところ、とっても喜んでいただけたこと、また、美味しいかぼちゃぜんざいを地元の人たちと一緒にご馳走になったことを、昨日のことのように思い出しました。
 名刺サイズのカードは、表にメッセージと裏に虚空蔵菩薩像が印刷されています。カードは過日行われた一宮円空会にて(vol.651)、長谷川先生からお話のあったもので、その際に「欲しい」とおっしゃっていた「円空仏彫刻・木端の会」のM会長さまのお宅にも、きっと同じカードが既に届いているのだろう、と思ったりしました。

 「いつでも誰にでも微笑を忘れないように」 円空上人の心を伝える会
 
 この世界には、悲しいことが多すぎることから、カードを読んだとき、いい言葉だなあ、と素直に感じました。

2013年2月22日金曜日

vol.653 荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆


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 今日は岐阜県可児市にある豊蔵資料館を久しぶりに訪ねました。
 下の写真が豊蔵資料館の入口で、可児市内をバイクで走っていたら、風がとても冷たく感じられました。


 豊蔵資料館では現在、人間国宝の故荒川豊蔵氏が収集した工芸品の中から、円空仏と漆盆を中心とする企画展「荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆」が行われています。
 豊蔵資料館が所蔵する2体の円空仏とは、特別に資料閲覧と写真撮影の許可を得た前回の訪問時から(vol.372)、約2年ぶりの再会でした。僕としては、どういうわけか、恥ずかしながら、昔の恋人にでも再会したような気持ちがして、せっかく足を運んだというのに、じっくり鑑賞する(拝む)ことができませんでした。
 円空仏は荒川豊蔵氏が骨董商を通じて、自らの作品と交換して、入手したと聞いています。像名について、1体(小)が背面に梵字の記された観音菩薩坐像で、もう1体(大)が豊蔵資料館は善女竜王像、円空学会理事長の長谷川公茂氏は十二神将像と唱えています(未見の方は、vol.372「可児市 豊蔵資料館所蔵の円空仏」の記事をご参照ください)。

 豊蔵資料館
 岐阜県可児市久々利大萱353
 TEL 0574-64-1461
 開館日 金・土・日曜日
 開館時間 10 :00~16 :00(4月~10月)
        10 :00~15 :30(11月~3月)
 入館料 300円
 駐車場 無料

 新春企画展「荒川豊蔵とコレクション~円空仏・漆盆」の開催期間は3月31日(日)まで。

 新春企画展の終了後、豊蔵資料館が一旦閉館となり、以後は可児市に寄贈されて、管理・運営されることから、円空仏の公開も未定。これを逃すと、2体の円空仏が同時に展示される機会は、これまでも少なかったことから、円空仏ファンにとっては、実物を目にする何より貴重なチャンスかもしれません。

 以下は余談で、今日はコーヒーをごちそうさまでした。バイクの運転で、冷えた身体が温まって、大いに助かりました。学芸員さまの心遣いに、この場を借りて、お礼申し上げます。

2013年2月20日水曜日

vol.652 551蓬莱の豚まん等と崎陽軒のシウマイ

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 今日は昨年と同様に(vol.514)、名鉄百貨店本店で開催されている「はなまるマーケットおめざフェア」へ足を運んで、551蓬莱の豚まん等と崎陽軒の特製シウマイを購入。どちらも美味しくて、中華料理が大好きな僕にとっては、まさに至福の味です。
 下の写真は持ち帰った551蓬莱の手提げ紙袋に入っていたチラシです。


 このところバイクに乗っていると、とにかく風が冷たく感じられますが、今日はすっきりと晴れて、陽の光を浴びたことから、いくらかマシだったかな、と。
 ライダーにとって、今の寒さも辛いけれど、僕の場合は、暖かくなれば、花粉が怖いです。さらに言えば、黄砂の凄まじさを体験したことのある僕にとって、中国からの大気汚染物質も恐ろしいです。

2013年2月19日火曜日

vol.651 一宮円空会と茶房万葉人


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 今日は先月に引き続き(vol.642)、一宮円空会の講座に参加しました。
 講座では、長谷川理事長先生から、「ただ『人間のみ』の尊い使命あり」というテーマで、1、六道(今回の場合は迷いがある心の状態)から抜け出す生き方をめざすこと。2、人として生まれてきた喜びを日々に感じて(見出して)暮らすこと。3、絶対の幸福を見つけ出すこと。以上の3つを教わりました。
 僕としては、まるで学生時代に教わった講義(仏教学入門)を20数年ぶりに復習している気持ちになりました。
 講座の終了後には、一宮駅の近くにある喫茶店「茶房万葉人」で、他の生徒さんたち2名を交えて、楽しくお話させていただきました。


 このブログで、円空さんを取り上げる機会が非常に多くなったことから、改めて整理しておきたい。
 円空さんに関して、僕が心掛けていることは、1、円空さんの足跡を辿って、多くの円空仏を拝むこと。2、仏の教えを背景として、円空さんの思想(和歌等に表れた人生観)を深く理解すること。3、(素人ながら)円空仏を彫ること。以上の3点である。
 今の時点で、1は時間等の許すかぎり、ひたすらバイクを走らせて、巡拝中。2は学生時代に学んだ講義を思い起こしながら、長谷川理事長先生にご教示いただいている。3は「円空仏彫刻・木端の会」の山口様の技量をお手本としている。
 自分なりに考えた末の三位一体のアプローチであるが、1の円空仏の足跡を辿って、これまでに訪れた場所は、尾張、三河、美濃、木曽、滋賀、埼玉、三重の寺院と施設。2の勉強は、言わずもがな、奥が深い。3は不器用な僕だから、なかなか上達せず、悪戦苦闘中。とりわけ2と3に関しては、善き指導者に恵まれたことから、中途半端にならないように、と肝に銘じている。
 しかしながら、最も大切なことは、上記の3点を駆使して、円空さんの生き方を「まねぶ」ことにあると、恥ずかしながら、というか、遅まきながら、体得するに至った。
 円空さんは自らが彫った仏像を、その大半は小さな観音菩薩坐像で、そうしたいわゆる「円空仏」を多くの人たちに手渡した。ようやく僕も、円空仏を上手に彫る、つまり仏像をそっくりに模刻するのが目的ではなくて、円空さんのように、自らの彫った観音菩薩坐像を、ひとりでも多くの人に手渡して、喜んでもらえるといった高い次元に到達することが出来た。
 二千体仏を彫り上げたとき、円空彫りのスタートラインに立ったような気持ちがした(vol.592)と記したが、僕も円空さんと同じように人に手渡すための観音菩薩坐像を次から次へと彫り続けていると、円空さんが歩いた道と同じ道を歩いているのだなと、はっきりと感じるのである。今はただ円空さんの後ろ姿を追い続けたい。

 以下は余談で、今夜OAの「開運!なんでも鑑定団」にて、円空仏が登場することから、忘れずに見なくては。

2013年2月13日水曜日

vol.650 メナード美術館 コレクション名作展


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 今日は小牧市にあるメナード美術館で開催中の「コレクション名作展Ⅰ」を見に行きました。
 午前中、小牧市内を走っていたら、残雪を目にしたことから、こんな天気の日は空いているだろうと思いきや、駐車場を見ると、臨時の駐車場まで車が駐車しており、ちょっと意外であった。受付で事情を聞くと、「会期末が迫っていますから」との説明を受けて、かくいう僕と同じで、要は余剰のチケットで駆け込みか、と納得。
 話題が逸れるから、こんなことは書きたくもないが、受付係や学芸員(共に女性)に無愛想で、他人に笑顔を見せたら損だというような印象の良くない人がいる。いつも招待券を頂戴することから、時間に余裕のあるときなどに、気分転換を兼ねて、絵画等を見に行くのだが、その点だけは何とかならないものか、と残念に感じる。


 上の写真はメナード美術館の外観です。
 これまでに何度か足を運んだことで(vol.182、vol.377)、いつも違和感を覚えるのは、日本メナード化粧品の創業者である野々川夫妻が収集したコレクションと聞くが、そのくせ収集品に統一性がまったく感じられないのは、なせだろうか。学芸員の資格を有する僕が考えるには、展示作品の構成(選び方)に問題があるのかな、と。
 東山魁夷「叢篁」や須田剋太「東大寺落慶供養」といった今日鑑賞した素晴らしい作品について書くつもりが、どうしたわけか、メナード美術館の印象記になってしまった。

2013年2月10日日曜日

vol.649 「円空 今に生きる」の上映と講演会と円空仏公開


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 3月11日(月)と3月12日(火)、江南市にある永正寺において、映画「円空 今に生きる」の上映会と円空学会理事長の長谷川公茂氏による講演会、円空仏の韋駄天像が公開されます。
 スケジュールは以下のとおり。

 A、3月11日(月) 上映18:00~講演19:20 20:00終了
 B、3月11日(月) 講演19:20~上映20:00 21:10終了
 C、3月12日(火) 上映 9:30~講演10:50 11:30終了
 D、3月12日(火) 講演10:50~上映11:30 12:40終了

 定員 各50名
 入場料(映画・講演会・円空仏拝観) 800円

 永正寺(会場・問い合わせ先)
 愛知県江南市高屋町中屋舗46 
 TEL 0587-56-2584

 

 上のYouTube動画は「円空 今に生きる」の予告編で、このブログで以前(vol.629)、「円空 今に生きる」について書いた際、脚本・監督の村上清治様から、「ブログで『円空 今に生きる』の予告編について触れて頂きまして、有難うございました。映画を創る事は専門ですが、中々宣伝するのが難しく、こうしたブログで書いて頂くと大変助かります」と、丁寧なメッセージを頂戴しました。以来、僕は鑑賞する機会を待ち望んでいたことから、今回の上映会が今から待ち遠しいです。

2013年2月7日木曜日

vol.648 荒子観音寺の節分祭と円空仏公開


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 あさって9日(土曜)は荒子観音寺の円空仏拝観日です。

 荒子観音寺(円空仏公開)
  名古屋市中川区荒子町宮窓138
  TEL 052-361-1778
  拝観日 毎月第2土曜日
  拝観時間 13:00~16:00
  拝観料 500円
  駐車場 無料
  (公共交通機関を利用される場合は、あおなみ線「荒子」駅下車、徒歩7分)

 円空仏の拝観日に併せて、荒子観音寺の境内では、「円空仏彫刻・木端の会」による円空彫りの体験教室(見学自由・無料)が開かれています。
 下の写真は荒子観音寺の本堂内(内陣)で、前回の更新(vol.647)で報告した節分祭の際に撮影。紅白の鏡餅や奉献酒が目にも華やかに映りました。


 2月の拝観日は、毎年のことながら、節分祭に足を運んだ際に円空仏の拝観を知ったという人たちが、少なからず訪れます。事実、過日の節分祭においても、僕が福豆を授与していたときに、「木彫りはいつ見られるのか」との質問を受けました。
 また、毎月の拝観日には、関東地方からお越しになる人たちがいることから、現在、東京国立博物館で開催中の「飛騨の円空展」を機に、連休ということもあって、荒子観音寺を訪れる人がいるのではないかと思います。

2013年2月4日月曜日

vol.647 荒子観音寺の節分祭のお手伝い


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 昨日は節分ということで、僕の毎年の恒例行事となっている荒子観音寺の節分祭に足を運び、今年も「福は内、鬼は外」と大きな声で、豆まきをしました。
 昨年までは福を授かるだけでしたが、今年からはいつもお世話になっている「円空仏彫刻・木端の会」の皆さんと一緒に、福豆の授与等のお手伝いをさせていただきました。その際、僕が福豆を授与した人たちには、今年一年を無事にお過ごしくださいと、心の中で祈りつつ、一つ一つ丁寧に手渡させていただきました。
 とりわけ貴重な経験だったのは、最前列の授与場にいる僕の頭上を、前からはお賽銭が、後ろからは福豆(の入った小袋)が飛び交い、一日中、節分祭の空気に包まれたことで、そのありがたい功徳を肌で感じました。授与場では終始、立ったり座ったりを頻繁に繰り返したことから、今は情けないことに太ももが軽い筋肉痛となっています。


 上の写真はお手伝いの解散後に撮影した本堂で、好天に恵まれ、朝から大勢の人出で賑わった境内は、すっかり暗くなっていました。
 文末になってしまいましたが、荒子観音寺のご住職様をはじめとして、節分祭の関係者の皆様方に、この場を借りて、深く感謝を申し上げます。
 今日は立春。新たな季節の始まりです。