2013年7月31日水曜日

vol.736 新宿区 中井出世不動堂の円空仏

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前回(vol.735)からの更新の続きで、都内(新宿区)に戻り、高田馬場駅前にて昼食を済ませた後、落合地区へ向かいました。
 林芙美子記念館を見学後、中井出世不動堂の円空仏に会ってきました。
 下の写真が中井出世不動堂で、午後1時前に訪れたのですが、すでにご開帳されていました。

 
 下の写真が中井出世不動堂の円空仏で、不動三尊像です(写真は中井出世不動堂の管理人様から許諾を得て撮影しました)。

 
 
 一見して気付くのは、3体の像に目が書き込まれていることですが、実際に見ると、それほど違和感は感じられません。むしろ、脇侍の2体は、じっと見つめていると、愛嬌が感じられて、これも円空仏の魅力なのかもしれない、と。

  中井出世不動堂
  新宿区中落合4-18-16
  (毎月28日の午後1時から3時まで)

 拝観については、「団体を除けば、毎月10数人くらいだ」「見学者が少ないと、3時前に閉めるよ」とのこと。管理されている地元の人たちに、拝観のお礼を述べて、いつもの伝で、僕が彫った模刻を奉納しました。
 春先に東京国立博物館で開催された「飛騨の円空展」を見学してから、なかなか日程等の都合が付かず、約4ヶ月が過ぎてしまいましたが、ようやく足を運ぶことができました。これで僕が拝観に訪れた場所は7都県になりました。

 以下は余談。
 林芙美子記念館もボランティアガイドさんが大変親切で、いろいろとお話を聞かせていただき、大変勉強になりました。
 10数年前の夏にも、同じ落合地区にある「おとめ山公園」などを散策したのですが、また足を運ぶことになろうとは、思いも寄りませんでした。

1 件のコメント:

  1. shanghaiさん、暑中お見舞い申し上げます。
    以前、聞いたところで、は中井出世不動尊の不動三尊は元々、愛知県一宮市の真清田神社の別当寺にあったものなんだと聞いております。作りの表情からは、円空の概ねの制作年代は判ったのでしょうか?
    中井出世不動尊は、まだ未見ですので機会を作ってお邪魔したい場所の一つです。。。

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