2018年6月29日金曜日

vol.1676 ベストセラーに良書なし(『聖書』を除いて)

 ブログ「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 『聖書』とブルトマンの著作、及びキリスト教関係以外の本も、もちろん読んでいます。
 昨日の午前中は空いた時間を利用して、今更ですが、下の写真にあるように数年前、女性たちの間で、ベストセラーになった『フランス人は10着しか服を持たない』を読みました。
 

 本書の169ページには、「『最近なにか面白い本を読みましたか?』 知り合ったばかりの人には、こんな質問が最適だ」と書かれていました。
 

 僕は今から約30年前、既にそれ(最適な質問)と全く同じことをしていたことから、この文章を読んだ瞬間、思わず笑ってしまいました。
 『聖書』以外は、まさしくベストセラーに良書なし、です。

 補足しておくと、僕は大学へ入った際、新しく知り合ったばかりの先輩や友人たちに「最近、読んで面白かった本を教えて?」「今まで読んだ中で一番感動した本は何?」といった類の質問を繰り返していました。もちろん教授や助教授、非常勤講師にも。翌年には後輩たちにも同じ質問をしていました。
 当時100人以上に質問したはずで、その中から、僕が最も凄いなと感じた返事は、やはり恩師のK先生(教授)であり、僕はK先生の薦めてくれた作家の全集を大学の図書館で借りて、読み耽りました。
 そして、今現在、また同じ質問をしたら、僕を驚かすような返事をしてくれる人は、もうどこにもいないかもしれない。
 ちなみに僕が同様の質問を受けたら、返事はブログに何度も書いているように、「ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』」です。何だかこうして書いているうちに、『カラマーゾフの兄弟』を読み返したくなってきました。

 以下は余談。
 今日の午前中は長谷川公茂先生と打ち合わせでした。続けて、長谷川先生と一緒に昼食を食べながら、楽しい円空談義で、幸せな時間を過ごしました。

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