2018年6月1日金曜日

vol.1650 『箴言』第二五~二九章(自己解説)

 ブログ「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前回の更新(vol.1649)からの続きで、『箴言』の解釈。

 第二七章
 一九 水にうつせば顔と顔とが応じるように、人の心はその人をうつす。

 人の心の清らかさが色のように目にはっきりと見えればいいのに、と思う。そしたら、法然上人や円空さんは釈尊と同じように金色に輝いていて、ひょっとしたら眩しくて目には見えなかったかも。
 

 第二八章
 二一 人を片寄り見ることは良くない、人は一切れのパンのために、とがを犯すことがある

 偏見は自分の視野を狭くする。外国にいたとき、文化の違いから、それをつくづくと感じだ。
 「一切れのパン」と記されているのを目にして、ユーゴーの『レ・ミゼラブル』に登場するジャン・ヴァルジャンをすぐに思い出した。続けて、アニメ映画『天空の城ラピュタ』の主題歌である「君をのせて」を思い出した。きっと僕だけじゃないはず。

 以下は余談。
 先月は怒涛の更新ながら、そのほとんどが『聖書』の話題でした。今こうして毎日『聖書』を読んでいると(僕はクリスチャンではありません)、こんなにも知的好奇心を刺激する本なんだと、この歳まで知らなかったことを恥ずかしく思います。ベストセラーに良書なし、と僕は常々感じていましたが、やはり『聖書』は例外(別次元)でした。そして、もう一つ、大事なことは翻訳に関して。文語訳でもなく、新改訳でもなく、新共同訳でもなく、口語訳だったからこそで、それが僕にぴったり合っていたのだ、と。

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